2021/02/122月12日 きりんがJATを卒業しました!
2020年5月末・・・37頭もの犬猫たちが縁あって施設に来ました。
ハッピーハウス通信No.90で紹介されていた一族。
その中の、ひとり。
右前脚欠損の【きりん】が今回の主人公です。
老犬ではないけれど、脚が不自由なので、老犬介護部屋、、、【フィガロ】での生活。
推定8~10歳くらい?
飼い主さんが居たのに、誕生日も分からない。。。
5年ほど前、施設に居た、2本脚の柴犬【メッツ】
強い炭酸飲料・・・強くたくましく育つようにと名付けられた【メッツ】は強くたくましく育ち、
【コメッツ】と改名し、卒業した。
脚が欠損している部分が同じという事で・・・
メッツと言えば、キリンだよね・・・キリンメッツ・・・
そんな会話で名付けられた【きりん】は、まぁ~まぁ~強気女子。
ワンコが好きではなく、自分の目の前に来ようものなら、わんわんわん。
「目の前を通らないでよね」
【フィガロ】の2段ベッドの下が大好きなきりん。
そこに、他の仔が居ようものなら、わんわんわん。
「そこは、あたしの場所!!どいてよね」
多頭飼育されていた割には、ワンコとのコミュニケーションが上手ではないようで・・・。
慣れない施設での生活・・・最初はよく嘔吐していました。
診療所も大嫌いでいつも震え、シャンプードライヤーは必死に耐える。。。爪切りはワメク・・・
お散歩なんて、もってのほか‼嫌だ。嫌だ。
そんな生活をしていた所、
募金活動で施設を知って下さったご家族さんが、色んな仔を見て、最終きりんに決められました。
ご自宅にはにゃんこがふたり。
施設に来る前ににゃんこと生活していたきりんだから、問題ないだろうとは思いましたが、
トライアルからのスタートです。
銀ケージに揺られ、2時間弱。
最初は緊張していましたが、車酔いもせず、
無事に到着。
「着いたの??」・・・着いたよ。
駐車場まで迎えに来ていただき、抱っこで室内に。
そこは、ほんと、きりんにぴったりのご自宅でした。
バリアフリーで段差がない!!すごい。
知っていたのか、一直線で自分の部屋に。
ぷはぁ~と、深呼吸。唾が伸びてる。。。
しっかりとお水も飲めました♪
2段ベッドの下でよく寝ていたのを知っていたご家族さんは、
きりんが寝る時、囲われている方がいいかなと、色んな事を工夫して下さっていました。
きりんが滑らないようにと、マットを敷き詰めて下さっていたり、
フードも身体に良さそうなものをチョイス。
きりんちゃん、食べてくれるかなと心配そうなご家族さん。
食べにくい??と優しく支えて下さります。
お顔に皺を寄せて食べるのが得意技?!
ぺろりん完食~♪
緊張シィのきりん。
よく食べれましたね。
くるっと室内1周した後、寝床に・・・
上手にひっくり返り、
落ち着きました。
にゃんこさん達にストレスが掛かりませんように。
多頭での生活・・・
施設でもある意味・・・多頭での生活・・・
ご家族さんの元へ行った後、夜中、遠吠えをするのとご連絡。
寂しいのかな。と、悩むご家族さん。
遠吠えや嘔吐や色んな事、あるけれど、きりんを正式に家族に迎え入れますと、
ご連絡。
施設でも特定のスタッフに懐いた事はなく、日々、不安だったように、
今は思う。
ハンディがあるきりん。
施設に来る前に、右前脚を負傷し、そのまま治療もされずに放置されていた。
きっと痛かったよね。きっと辛かったよね。
そお遠くない未来。。。
介護生活が始まるかもしれない。
そんな話しをさせてもらうと、「覚悟しています」と、力強いお返事を頂戴しました。
おトイレはしたいの!!と、きちんと意思表示できるきりん。
大きなベランダが近くにあり、いつもそこ行くそうです。
キッチンに来てくれるようになりましたと、嬉しい報告も♪
きりんの名前は【きり】になりました。
ようやく、ゆったりゆっくり過ごせる場所が見付かった。
きりちゃん、卒業おめでとう。