2021/11/1411月14日 被災預かり『はる』が飼い主さんの元へ帰りました!!!
2011年3月に発生した東日本大震災。
飼い主さんと一緒に住み続けられなくなった猫の『はる』は同年4月に預かり猫として施設へやって来ました。
黒でもなく、グレーでもない。
少し変わった毛色のはる。
身体が大きく、いつもどっしりとした雰囲気を持っている子でした。
こんな風に他の子とも仲良く出来ます(*^-^*)
しかし、喧嘩っ早い一面もあり、よく他の子に喧嘩を吹っ掛けてはスタッフが止めに入るまで納まらないこともしばしば。。
でもはるの強さはこれだけでなく、スタッフが止めに入ると邪魔するなとばかりにこちらに向かってくるのです!!
足や手に飛びついてくるので止めに入る側もいつもヒヤヒヤでした(;´Д`)
強いイメージのはるですが、実はとっても甘えたな一面もあります。
毛布を咥えて前足でフミフミ。。
このギャップにいつもやられてしまいました!!(*´Д`)♡
大部屋で生活していましたが、部屋で風邪などが流行り出すと預かりのはるにうつったりしないように他のお部屋に移動することもありました。
施設では珍しく、施設の猫部屋を全制覇したはる君です☆彡
飼い主さんから遠い大阪の地で生活していましたが、今年の3月に腹部に腫瘍が見つかり、5月から抗がん剤治療を始めました。
毎週のようにお世話になっている外部の病院に通いました。
診察台の上でもスリスリと甘えてくれ、名前を呼ぶとこちらの顔をじっと見てまたスリスリ。
痛いはずの注射も暴れることなくじっと我慢していました。
一時は随分と良くなった時もありましたが、半年ほど続いた抗がん剤ももう効かないほど病気が進行してしまいました。
長い期間、よくここまで頑張ったと先生にも言っていただき、あとは残りの余生をいかに楽に過ごさせてあげられるかという話になりました。
施設に帰り、直ぐに飼い主さんに事情を説明し、こちらとしては何としてでもお家に帰してあげたい。飼い主さんと一緒に過ごしてほしい。という思いを伝えました。
飼い主さんからも是非引き取らせて下さいと言っていただき、それから数日後に東北からお迎えに来ていただけました!!
すっかり痩せてしまったはるですが、お迎えに来られる前にブラッシングしました✧
飼い主さんもとっても嬉しそうにされていました(*^-^*)
ぐったりとはしていますが、目にははるの力強さがありました!!
よーし、帰るぞ~(・`д・´)
最後にスタッフと記念撮影☆
はるが施設に来た時から知ってるスタッフもいれば、あまり関わったことのないスタッフもいますが、みんなはるを応援してきました!!
みんなみんな、はるの幸せを喜んで見送ることが出来ました!!
飼い主さんと無事にお家に帰ったはる。
その日の深夜、家族さんに見守られながら静かに息を引き取ったとご連絡をいただきました。
きっと飼い主さんを待っていたはる君。
お家に帰れて本当に良かったね。
長い間頑張ってくれてありがとう。
みんなはるのことが大好きよ♡