2017/02/17相手を理解する努力・・・「吠え」編
「咬み」編に続き、今回は「吠え」編です。
「吠える」といった問題行動は今の住宅事情では
見逃してはいけない問題です。
昔は戸建てが多く、隣近所との距離も広く、
少々吠えた所でみんな番犬として飼ってたので
苦情に繋がることなどめったになかったと思います。
でも今は、マンションが増え、戸建てでも
隣近所との距離が近くなり、
「吠える」といった行動がすぐに苦情に
繋がってしまう時代になりました。
苦情が出てしまうと、どれだけ飼い主さんがその子を
飼い続けたいと思っても
それが叶わなくなってしまう可能性だってあるのです。
そんな事にならないように、少しの「工夫」を意識してみて下さい。
飼育環境によっても変わってきますが、
簡単な例をいくつか挙げます(^o^)/
・外飼いで、通る人などに吠える子 の場合
小屋の位置や係留する位置を変えましょう。
玄関先や、道路に面していて人の出入りや通行がよく見えると
気になってしまって犬自身も落ち着けません。
また、通行人はただ通り過ぎただけでも、
犬は自分が吠えたことによって立ち去ったんだと
何ともポジティブな勘違いを起こしてしまい
自信が付き、どんどん吠える事が多くなります。
犬が落ち着いて休めるように、
外飼いの場合は、あまり周りが見えないような道路に面していない
場所にしたほうが吠えにくいです。
見えなくても、音に敏感な子は、
玄関だけでも入れてあげると落ち着くのではないでしょうか?
・インターホンや来客に吠える子 の場合
インターホンが鳴ると、犬は誰かが家に入って来る
ということを学習しています。
トレーニングをすればいいのですが、
ここで紹介しているのはあくまでも「工夫」です。
インターホンの音に吠えるなら
音を消してしまってインターホンの子機のようなもので
振動で知らせてもらうものに替えるか、
インターホンの音を変えてしまうか、、、、
来客に吠えるのなら来客は呼ばない!(笑)
何度も言いますがあくまでも工夫策としてみて下さい^^;
どうしてもの来客の時は協力してもらえる方に
お散歩へ連れ出してもらったり、
時間預かりのホテルを利用したりすれば吠えて話が出来ないとか
苦情が来ることはありません。
・構って欲しくて吠える子 の場合
飼い主さんに構って欲しくて
吠える子は、基本的に発散不足です。
散歩をもっともっと増やす工夫をして下さい。
散歩を満足するまで行って疲れたら
無駄吠えは改善される場合があります。
散歩の時間を2~3時間増やしても吠えるなら
頭を使わせて疲れさせてください。
・留守中吠える子 の場合
分離不安で吠えている場合を除きますが、
この場合も多くは発散不足。
留守番の前にくったくたに疲れさせておけば
留守中ぐっすり眠れます。
そんな時間ない!のなら、犬のデイケアなどを利用して
留守中どこかへ預けましょう。
留守番させるだけなのにお金かけるなんて!と思いますか?
よく考えて下さい、
飼い主さんは仕事などの用事があって出かける為
暇ではありませんが、
犬は一人で出かけたり、テレビ見たり、
ご飯を食べたり出来ないから、ただ帰りを待っているんです。
そりゃ~ヒマにもなって吠えたくもなりますよ^^;
私が犬の立場でもヒマすぎて吠えるか
ソファをかじるか、コードを咬みきるか、、、、
そう思うと、毎日ではなくても、たまには
ただのお留守番ではなく、デイケアのあるお店で
一日遊んでもらったり、他の犬と交流したり、
散歩へ連れて行ってもらったりする日を
作ってあげてもいいのではないでしょうか?
飼い主さんの生活を全く変えずに
犬だけに変わってもらおうと思っても
そんな都合よくいきません。
犬に変わってほしいなら、飼い主さんも何かしらの
努力が必要です。
お互い持ちつ持たれつってことです!!
『なんで言う事聞かないの!!!』と怒る前に
どうしてその行動をするのか?と考えてあげて下さい^^