2023/08/13捻転注意

暑い日々が続いていますね~

人も動物達も熱中症にお気を付けください。

 

 

今日は、「捻転」について。

 

犬の病気の一つで「胃捻転」という病気を聞いた事がありますでしょうか。

なんらかの原因で拡張した胃がねじれる病気です。

風船のように膨らんだ胃は周囲の血管を圧迫し、循環障害やショック症状を起こすことがあります。

発症すると数時間で命に関わるとても危険な病気です。

 

胃捻転は大型犬に多い病気と言われています。

胸の深い犬種は特に注意が必要です。(スタンダードプードルやグレートデンなど)

もちろん、その他の犬種、小型犬でも起こりえる病気です。

特に胸の深い犬種は気を付けないといけませんが、その他の犬種の子達も

決してならない病気ではないというのを覚えておいてください。

 

胃捻転予防するには?

 

まず、食後の運動を避ける

胃に飲食物が入り重たくなった胃は捻じれやすいと言われています。

そこで運動すると胃捻転になってしまうかも・・

食後の激しい運動は避け、大人しく過ごしましょう。

お散歩1時間後に食事が望ましいとされています。

 

ご飯が大好きで早食いの子は空気の飲み込みが多く胃が拡張しやすく注意が必要です。

1日のご飯はできるだけ2回以上に分けて、早食い防止グッツなどを利用するといいでしょう。

 

 

食後は排泄が出やすいからといって、お散歩に出かけ走り回ったり

すると胃捻転になる可能性が高くなるので注意が必要です。

また中高齢6歳~になると胃捻転になる率が多くなるそうです。

 

 

胃捻転になった時の症状は?

 

・ぐったりして元気がない

・呼吸が荒い

・胃が拡張し、お腹が膨らんでいる

・嘔吐するそぶりがあるが内容物がでない、えずく、空嘔吐をしている

 

このような症状が見られます。

 

胃捻転はできるだけ早い処置が必要です。

疑わしい症状がある場合は通常の診療時間を待たずにできるだけ早い受診を強くお勧めします。

 

施設で胃捻転になってしまったポポロちゃん

緊急手術により、胃の捻じれを元に戻し固定する手術を受けました。

現在は食後1時間のケージ隔離で安静にしています。

 

日頃から気を付ける事によって

胃捻転になる確率を下げる事ができます。

普段の生活リズムで気になる点はありましたでしょうか。

是非見直してみてください♪

訓練日記一覧へ