2022/04/29僕リーフ!怖がりだってできるんだ!
2017年8月、警察署より施設にやってきたチワワの男の子リーフ
迷子なのか脱走してきたのか詳しい経緯はわかりませんが、元の飼い主さんは現れず…。
とても怖がりで神経質。いろんなことに対して過敏で、苦手なことがたくさんある子です。
ベタベタ触れられる、抱っこをされる、散歩で少しでもリードが張ったり顔に当たる、物音など苦手なことには怒って口が出てしまうか、極端に怖がってしまうかでした。
元々持っている性格にさらに経験不足や、もしかしたらトラウマがあるのかもしれません。
また施設に来てから半年近くは中々ごはんを食べてくれませんでした。
知らない世界にいきなり連れてこられて当然なこと。
でもやっぱり気難しい…(-_-;)
このままではいくら可愛いリーフとはいえ、新しいご家族さんとの出会いは狭き門になってしまします💦
最低限人と一緒に生活していくうえで必要なことをトレーニングしていきました。
まずは生きるために食べることは欠かせません!しかし中々食べてくれないリーフ…
ごはん表を作り何だったら食べてくれるのか、いつどのタイミングなら食べてくれるのか、ごはんの内容などあれこれ試していきました。
半年後、何かこれといったきっかけがあったわけではないですが、リーフの中で何かが変わった様子!
ある日を境に突然食べるようになり、毎日しっかりと完食。今では何でも食べるごはん大好き食いしん坊君に変わりました!
ごはんを持っていくと「早くくれー!」といつも口をパクパクしています(´▽`)
ただ執着心まで出てきたのは予想外でしたが、食べてしまえばお皿に怒ることはないのでそこは許容範囲でしょうか(>_<)
施設の生活に慣れてくると色んな表情が出てきて、行動も変わってきます。
外が好きなリーフはドッグランも大好き!でもリードを付けられるのは大の苦手(-_-;)
最初はリードを持って手を近づけるだけで警戒し咬みにもきていました。
これも怖いものから自分を遠ざけるための手段なので仕方ありません。
幸いごはんを食べるようになってからは人の手からでも喜んでフードは食べていたので、フードを使いつつゆっくりとリードを付けるようにしていきました。
一度付けることさえできれば散歩はルンルン♪
ただ引っ張られるようなかたちになると怖がって歩かなくなります。
散歩は出来るだけプレッシャーを与えないように、とにかく楽しく♪
色んな苦手なことがあるリーフですが、その中で一番苦手としていることが積極的に触れられること、抱っこをすること。
病院で診察を受けたり、体のケアをするにはどうしても体に触れないといけません。
しかし練習するにも体に触れて慣れさせないことにはどうしようもありません💦
まずは自分がケガをしないように口輪の練習からしていきました。
これは少し口輪に工夫をしたもの。先の部分を切ってここからフードを食べられるようにしています。
フードでモチベーションを上げていき、
口輪越しにフードをあげて、口輪=おいしい!と良いイメージを作っていきます。
日々少しずつ練習を重ねることで口輪を受け入れられるようになりました!
こうやって物理的にケガを防ぎながら次に体に触れていく練習をしていきました。
シャンプーだけはそう頻繁にできない分、中々リーフ自身ハードルが高く受け入れてくれるまで先は長いですが、それ以外のブラッシングやドライヤーはとてもいい子です!
タイミングやその時の気分もありますが、お尻や首回りを撫でられるのも気持ち良さそうにしてくれます!
リーフにとって安心安全な存在になることができれば、自ら膝に乗ってリラックスもしてくれます♪
でもこの状態からの抱っこは好まないらしくそのときは怒ってしまいますが、一度降ろして改めてなら抱っこはさせてくれます。
そこはこだわりの強いリーフです(>_<)
ここまで苦手克服のためさまざまなトレーニングをしてきましたが、リーフにも最初から得意なことがありました。
それはハウスに入ること!
移動時はもちろん車の中での安全確保や、囲われた空間で落ち着けることができれば、万が一の時に役に立つクレートやキャリーケース。
元々狭いところは落ち着くようでハウスはお手の物☝
何もトレーニングしなくても最初から入ってくれていました!
入るだけでなく中で落ち着いて過ごすことも出来ます。
最初はできないことの方が多かったリーフにもこうしてできることが増えました!
これからリーフのための唯一の家族に巡り合うことができれば今よりもさらに成長できるはずです!
新しいご家族さんとのご縁を待っています!!