2016/07/09ドッグカフェ・ドッグランマナー
最近はドッグカフェやドッグランがあちこちにできて、
愛犬と一緒にお出かけする機会も増えてきたと思います^^
昔は番犬として飼われていた犬も、今はほとんどが愛玩犬。
大切な家族の一員として飼われている子が多くなりました。
ドッグカフェのメニューも充実している所が多く、
飼い主もワンちゃんも満足できるようなお店が沢山!!
ドッグランもそれぞれこだわりのポイントが分かれていて、
天然芝や人工芝、ウッドチップにアジリティー道具などなど。
私自身愛犬とのお出かけが大好きで、しょっちゅうではないですが
行ったりしています。
ドッグカフェやドッグランに行く人が増え、
それに伴って事故やマナー違反も増えました・・・
ドッグカフェでは飼い主さんとワンちゃんが食事したり、
ワンちゃん友達などで集まっておしゃべりしたりするところ。
マーキングやノーリードはもってのほかですが、
騒いだりガサガサと動き回る事も他のお客さんの迷惑になります。
最近特に他の犬や人に吠えるワンコを平気で連れて来ている
飼い主さんをよく目にします。
吠えられたお客さんも気分が良くないですし、周りの方も落ち着かなくて
ゆっくり食事を楽しめません。
しっかり注意をするお店もあるかと思いますが、店員さんは注意したくても
出来ません。
ワンワン騒いでいる子がいれば、そのワンちゃんの印象はもちろん悪いですが、
飼い主さんも冷ややかな目で見られます。
せっかく大好きな愛犬とお出かけしているのに、嫌な目で見られるのは
もったいない!!!
『あそこのワンちゃんお利口さんにしてて偉いね』と褒められるような
マナーの良い子に育てる事も飼い主さんの責任!!
マナー違反は、ファミリーレストランで子供が騒いで走り回っているのに
注意せずママ友とのおしゃべりに夢中なお母さんと同じです。
ドッグカフェに連れて行くのであれば、他の犬・他の人に吠えない事、
足元で大人しくしておく事をしっかり教えてから行きましょう!!
そして事故が多いのがドッグラン!!!!
訓練のお客さんからも「うちの子ドッグランで他の犬に追いかけまわされてから
犬が怖くなっちゃったんです。」や、「ドッグランで他の犬に咬まれて・・・」
といった事故やマナー違反をよく聞きます。
ドッグランはどんな犬でも行っていい場所ではありません!!!
他の犬に対して攻撃的な子はもちろんですが、
引き際がわからずしつこく追いかけまわす子は
安易に連れて行ってはいけません。
ドッグランは色々なワンコが集まる場所です。
大きさで分かれているところもありますが、小型犬~大型犬までOKの
所は特に注意しなければいけません。
ドッグランに入る時は手順があります。
①ドッグランの外から中にいるワンコの頭数、種類、パッと見て
どんな性格そうか、自分のワンコと相性の悪そうな子はいないかチェックします。
(うちの子は自分よりも大きな相手や、黒ラブ、日本犬系が苦手なので、
もし外から見て苦手な相手が居れば入らずにその子達が出るのを待ちます)
②大丈夫そうであればリードを付けたまま入り、一通り他のワンコとあいさつ。
ドッグラン内をウロウロして愛犬の興奮が少し落ち着いてからリードを離します。
(興奮状態のまますぐにリードを離すとケンカの原因になりかねません)
③犬を離した後も目を離さず、愛犬の様子、周りの犬の様子を常にチェックします。
何かあったときの事を考えて、あまり愛犬から離れすぎないようにしておきます。
④新しい子が入って来ないか、入り口をチェックしておき、苦手そうな子が来たら
すぐさまリードを付ける、もしくはランを出る。
新しい子が入ってきた場合、自分の愛犬も興味津々で匂いを嗅ぎにいく
可能性が高いので相手のワンちゃんを怖がらせないよう注意しておく。
⑤帰る時にしか呼び戻さないとなると、犬は名前を呼ばれると楽しい時間が終わる
と学習してしまい、来てほしい時に来なくなります。
結果、飼い主さんがランする羽目に・・・・
ドッグラン中の愛犬を呼び寄せて褒めたあとまた「よし行ってこい!」と
送り出してあげるようにすると、呼び戻しが終わりの合図ではなくなるので
帰る時にもちゃんと来てくれるようになります。
このように、ドッグランはただただ犬を自由に走り回らせるものでは
ありません。
しっかりと管理をしなければ大事故にもなりかねない
ということを理解してください!!
うちの子は犬が苦手(攻撃的)・・・だけど走り回らせたい!
というのなら、貸し切りに出来るドッグランを探すか、他の人が利用しない時間や時期
に行くようにしてください。
苦手でも恐怖心で苦手な子であれば、ドッグランに入る前に中の子を見て
大人しい子ばかりの時を狙うか、大きい子が居ない時を狙うか、
頭数の少ない時を狙って下さい。
犬が怖い子を無理やりわちゃわちゃしたドッグランにいれるのは
余計犬に対しての恐怖心を煽る結果になります。
うちの子は、犬が好きで好きで追いかけまわしちゃう!
という子は、呼び戻しやマテの練習を散々して、しつこくした時に
止める事ができるようにしつけをしましょう!
あとはそれに耐えられる相手かどうか見極める事も大切です。
ドッグランをさせている時にケータイに夢中になっていたり、
おしゃべりに夢中で犬を見ていないなんて言語道断です!
事故が起こってからでは遅いんです!!!
ノーリードのドッグラン。
自分の子が加害者にも被害者にもなりかねません。
『うちの子犬は好きだから大丈夫』ではなく、
人間と一緒で犬にも相性があります。
うちの子は良くても相手がダメな場合もあります。
愛犬を守れるのは飼い主さんだけです。
事故のないようマナーを守って利用しましょう!!