2022/07/31脱走について~ワンちゃん編~
当施設では、譲渡する時に脱走対策をしっかり行っていただいております。
しかし、どれだけ対策していても、人間の不注意や事故によって脱走してしまう事があります。
「大丈夫だろう」ではなく「大丈夫かな?心配だな」と
常に思うように心がけて欲しいと思います。
人間が思っている以上に動物達は身体能力も学習能力もあります。
今までは大丈夫だったのに・・・
と油断してしまい脱走。最悪の場合事故に遭ってしまったりそのまま一生帰ってこなくなってしまう事もあります。
今回は今一度脱走について書かせて頂き、さらに気を引き締めて脱走しないように心がけて欲しいと思います!
~ワンちゃん編~
ワンちゃんが近くにいる事に気づかずにドアを開けてすり抜けて外に出てしまう。。
これは玄関だけに限った事ではありません!
洗濯物を干そうと思って荷物を持っていると周辺にいる事に気づかない事も。。
とにかく外に繋がる扉を開ける時は一旦ケージにいれたり別の部屋に移動させたりして
外に出ないように気を付けて下さい。
近くにいてもダメ!と言えばいつも出ないから大丈夫、、等々のお話も聞きますが
状況や環境によっても行動が変わってきたりします。
出ようとしても止めれる!と思っていても思いもよらぬ力を発揮して強行突破する子もいます。
近くにいさせない事が一番安心です。
例え近くにいなくても、安心しきって少しの間窓を開放してしまうのも危険です!
念には念を!!
お散歩大好き!!なタイプの子は特にお散歩前リードを付ける前に
ちょっとお外に用事が、、とドアを開けてしまい
お散歩に行けると思っているワンちゃんが勢いよくドアを押して出てしまったという事もあります。
とにかく徹底して行う事。ちょっとだけだから・・・という油断が愛犬を危険に晒してしまう可能性があります。
ドア開けの術を習得する子もいます。
こちらは受付ボーイのクリボー君。
盲目の彼はお外が大好き!暑いから室内おいで~といっても
鼻でくいっと隙間をつくり
するりと一瞬でお外へ出てしまいます。
屋根のついていない背の高いケージでも
よじのぼって脱走するスペシャリストです。
受付スペースにいる子は大体ドアを開けれるようになります。。
ドアノブがついているようなドアでも器用に前足をかけてドアを開ける子もいます。
一度成功すると覚えてしまうので、ロックがかかるものだと安心ですね!
お散歩中。外はお家の中よりも刺激がいっぱいです。
車、トラックバイク、野良猫や野生動物、いろんな音や刺激があります。
特にお外の経験が少ない子は大きな音などにビックリしてパニックになってしまったり
野生動物を発見して急に引っ張って行ったりする事もあります。
力の強いワンちゃんが急にダッシュして手からリードが離れてしまったというケースもあります。
このような持ち方をしているとリードが手から離れてしまう事が多いので
このようにしっかり手首に通してしっかり握るようにしてほしいと思います。
ワンちゃんにとってはリードは命綱です!!
首輪、ハーネスがビックリした拍子にすっぽ抜けてしまう事もありますので、2本のリードでお散歩、
なおかつ体に巻くタイプのショルダーリードなどもあり、
こうすると体から離れないので安心です!!
首輪やハーネスのサイズ調整も重要です。
基本的にはお散歩中ワンちゃんは前に引っ張る事が多いですが
ビックリした時やパニックになった時
後ろ向きに引っ張ってしまう事が多いです。
そして首輪、ハーネスが前からガポッと抜けてしまい脱走。。。
首輪、ハーネスのサイズは指2本入るぐらいに調整するのが丁度いいです!
緩すぎるとすぐ抜けてしまいます。きつすぎると首が締まります。
きつそうだなぁ~と首輪を緩くしすぎないように注意してください。
緩くしすぎるとこのようにすぐに前から抜けてしまいます。
また、太っていた時に付けた首輪が痩せてゆるゆるになっていたなんて事もありますので
体重に合わせて常に首輪は緩くないか気にかけるようにしてあげてください。
拘束が苦手なワンちゃんだとリードをかみかみしちゃう子もいると思います。
リードや犬具は古くなっていませんか??
係留している子は劣化したチェーンが壊れて脱走してしまったりする事もあります。
こちらのもろ君はリードが少し苦手でたまにカミカミします。
もろ君の場合歯がそこまで強くないので切れる事はありませんが、万が一を想定して太いリードを使っています。
リードの太さ、強度は適切ですか?今一度見直してみてください!
切れそうなリードを使っているかた!すぐに新しいものに交換してあげてください!
普段お庭に出たりする事ができるワンちゃん。
柵の高さは十分ですか??
犬の身体能力舐めてはいけませんよ~~!
普段は大丈夫でも、雷や花火、大きな音にビックリした時など
驚異的な能力を発揮する事もあります。
火事場の馬鹿力ってやつですね!
柵をしてても手が引っ掛かる場所があればよじ登って超えていく事もあります。
とくに迎え入れたてはしっかりと見極める必要がありますので、
すぐにフリーにするのは危険です。
この隙間は通れないだろうと思っていても通れてしまったり、
簡易的な柵なら壊したり倒したりして超えてしまう事もあります。
このように地面が土の場合は穴を掘って下から出てしまう事もあります。
穴掘りが好きなワンちゃん!!要注意ですよ!
うちの子は大丈夫!そう思っていても脱走してしまう事はあります。
万が一脱走してしまった時、呼びかけても全く帰って来てくれないこともあります。
お家の子はどうでしょうか?車道に飛び出てしまったりしませんか?
本当に命の危険がいっぱいです。
呼び戻しのトレーニングをしっかり行い、万が一お外へ行っても呼べば戻って来てくれる練習をしておきましょう!
今回はワンちゃんの脱走について
お話させて頂きました。少しでも気を付けようと意識して頂き
脱走するワンちゃんが減りますように。。
次回脱走猫編ご紹介します。