2016/01/22口輪トレーニングの必要性・・・
『うちの子は咬まないから口輪なんて必要ない!』
と思っていませんか?
口輪 = 可哀想 と思っていませんか?
では、大切な愛犬が足を怪我したと考えて下さい。
とても痛そうで、出血しています。
そんな時、どこから出血していて、どれくらいの怪我なのか
足を掴んでしっかり見ることができますか?
普段咬まない子であっても、体調の悪い時や、怪我をした時など
普段とは状況が違う時は身を守ろうとして咬んでしまうことがあります。
それに、飼い主さんは咬まないにしても、診察へ行った時に
獣医さんにしっかり診てもらえるでしょうか?
適切な診察・治療が受けられなければ、結局はその子が病気や怪我に
苦しむことになります。
普段は咬まない子であっても、まだ子犬で幼い子であっても、
口輪は教えておく必要のあるトレーニングだと思います。
もちろん、既に咬み癖のある子も、口輪を付けれる場合は咬み癖矯正の
トレーニングがグッと進めやすくなります。
『口輪』といっても種類は様々で、ハッピーハウスには3種類の口輪があります。
一番上は、マズルガードというタイプの口輪
真ん中は、プラスチックのよく目にするタイプの口輪
一番下は、メッシュタイプの口輪
マズルガードは、見た目はイカツイのですが、他の口輪と違い
口輪を付けたまま飲食が楽にできます。
マズルのサイズよりも広くカバーがあるので、夏場の暑い時期でも
口輪を付けたままハァハァできて、体温調節が可能。
夏場に口を開けれない口輪を長時間付けてしまうと、
口を開けてハァハァできず、熱中症になる恐れがあります。
真ん中のプラスチックの口輪は動物病院などでもよく見かけます。
口を完全に覆っているので、咬まれる心配はありません。
こちらのワンコ、訓練士山本の愛犬「タイムくん」。
ハッピーハウスの卒業生ワンコです☆彡
飼い主でもない私(松尾)がフラッと来て急に口輪を付けても
怒りも逃げもしないお利口さんです(^口^)
『誰が付けても怒らない』これはとっても難しい事です。
せめて、飼い主さん自身はいつでもパッと口輪を付けれるようにしましょう。
メッシュタイプの口輪は、先端が開いています。
大きく口を開けて咬むことはできませんが、サイズを間違えると
口先でちまっと咬まれることも、、、、。
こちらはサンバお母ちゃん。サンバには少し大きいようで、
かなり鼻が出ていますね(笑)
このように、見た目や便利さも様々なので、お家のワンコに合った口輪を
選んで下さい。
私の愛犬「ケント」は、一昨年に家族として迎え入れたのですが、
他人に触られることが苦手で怒ってしまう為、
診察や、人の多い場所へ行くときはマズルガードを使用しています。
(このマズルガードはケントのではないので少しサイズが大きいです、、、)
ケントは喜んで付けてくれるはずもなく、付けるとテンションが下がりますが、
可哀想とは思いません。
もし、口輪を付けずに誰かを咬んでしまったら、、、、
咬まれてしまった人に対しても申し訳ないですし、
咬んでしまったケントは人への不信感を募らせることになります。
それだけで済めばいいですが、今の世の中、
『咬んだ犬は処分しろ!』と言われてしまう可能性もあるのです。
ケントを守る為にも、周りの人を傷つけない為にも
口輪を付ける必要がある!と私は思います。
大切な愛犬を守る為、周りへの配慮の為、
口輪は付けれるようになっておきましょう!!