2024/12/26指名手配
過去の新聞(2024年4月9日付朝日新聞朝刊)に、桜等の樹木に被害をもたらす害虫
に関する記事が掲載されていました。
記事によりますと、害虫は体長2.5㎝~4㎝で首(胸部)が赤くて体が黒くつやのあ
る外来種の「クビアカツヤカミキリ(クビアカ)」で元は中国や朝鮮半島等に生息し
ていたそうですが、輸入木材に卵や幼虫が潜み国内に入ってきた可能性があるそうで
す。桜や梅、桃、柿等に1匹あたり300~1千個の卵を産み、幼虫は1~2年程かけて幹
の中を食い荒らし、結果的に木が弱り枯れてしまうそうです。
幼虫が幹の中にいる場合、木の根元に「フラス」と呼ばれる幼虫のフンと木くずの
混合物が大量にたまるため、このフラスを確認し次第薬剤を幹に注入して幼虫を駆除
することが対策となるそうです。
2012年に日本(愛知県)で最初に被害が確認され、現在(2024年4月)は13都府県
で被害が確認されているそうです。成虫になってからは2~3㎞しか行動しないと考え
られているそうですが、車等にとどまって長距離を移動する可能性もあり、国は生態
系や農林水産業に影響を及ぼすとして2018年に特定外来生物に指定したそうです。
国内では天敵となる種類のハチが見つかっておらず、今後桜や梅、桃、柿等の樹木
の被害拡大が心配されており、フラスを確認したら速やかに環境省の事務所や自治体
窓口に連絡するとよいそうです。
寄付送迎:堀口