2024/10/2130by30

過去の新聞(2024年2月27日付朝日新聞朝刊)に、生態系保全に関する記事が掲載
されていました。
記事によりますと、「推計100万種が絶滅の危機に瀕し、絶滅の速度は過去1千万年
平均の数十倍から数百倍で、加速している(130カ国以上が加盟している生物多様性
及び生態系サービスに関する政府間科学ー政策プラットフォームが公表している地球
規模評価報告書)」と、生物多様性の喪失と生態系の崩壊が危惧されています。
そのような中で、2022年12月に開かれた国連の生物多様性条約締結国会議
(COP15)で採択された「2030年までに達成する国際目標」の一つに「30by30(サー
ティ・バイ・サーティ)」があげられていました。「30by30」とは、「2030年までに
陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する」という目標だそうです。
そこで環境省は2023年度から生物多様性が保全されている区域を対象として「自然
共生サイト」の認定を始めたそうです。認定されると5年に一度生態系のモニタリン
グ結果等の提出が求められるそうですが、2023年度前期は122カ所が認定され、生物
多様性の損失を止めて回復軌道に乗せるべく今後も認定が増やされる方針だそうで
す。
生態系を保全するために各地で様々な取り組みが広がりつつあるのは心強いです
ね。

寄付送迎:堀口

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