2025/05/01すももちゃん

私のスタッフ日記に何度も登場している柴犬のすももは半年前に施設にやってきました。

それまではご高齢のご夫婦に飼われていて、特にお母さんに一心同体なほど可愛がられていたそうです。

施設に来たばかりのときは、お母さんとのお別れのショックでてんかんの発作を起こしたり、ご飯が食べられなくなったりと辛い思いをしていたそうです。

最近は少しずつ元気を取り戻し、低濃度のお薬でてんかんの発作も抑えられていますし、ご飯も普通に食べられるようになりました。

あまりなかった表情も、大好きなお散歩のときには、はじける笑顔を見せてくれるようになってきました。

 

すももは2012年生まれなのでなかなかなお年頃ですが、色白面長の美人顔で、きつね色の背中の毛は鮮やかで、まだまだ若いもんには負けません。

お散歩は人のペースに合わせて上手に歩いてくれますし、なでなでしてもらうのもブラッシングも大好きです。お座り・お手・おかわりもできるようになりました。

 

 

ただ、彼女には2点の弱点が。

1点目は、他の犬に対する社会化ができておらず、近づかれるだけで唸って、仲良くできません。

2点目は、柴犬あるあるなのかもしれませんが、気に入らないことをされると口が出てしまいます。

 

1点目については、単頭飼いなら、それほど大きな問題にはならないと思いますが、2点目については、すももの気質と気持ちをよくご理解していただいた上で、扱い方を注意していただかなくてはなりません。

決して積極的に攻撃するわけではなく、「いやだ」の主張で咬むという行動を取ってしまうだけなので、上手にすももの気持ちをコントロールしていただければ、回避できるものと思われます。

周りにたくさんに犬がいて、スタッフもあまり構ってあげられない施設での暮らしは、すももにとっては負担の大きいものだと思います。

 

すももの余生を愛情深く寄り添って暮らしてもよいと思われる方、是非是非一度、すももに会いに来て下さい!

 

訓練班:中村(典)

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