2022/09/18外来生物の命運

過去の新聞(2020年11月28日付朝日新聞朝刊)に、オーストラリアの外来動物の駆除に関する記事が掲載されていました。
記事によりますと、オーストラリアの外来動物としてウサギ(野ウサギ)・猫(野猫)・キツネ等が挙げられており、その内、
ウサギ(野ウサギ)は19世紀半ばに趣味の狩猟目的でヨーロッパから持ち込まれて放たれたそうですが、急速に増加し、植物なら何でも食べてしまうため、森林や農産物の被害が深刻になっていったそうです。


猫は1788年に英国がオーストラリアで入植を始めた際の船に乗っていたと言われ、当初はペットとして飼われていたそうですが、先述の野ウサギの急増もあって、19世紀の後半に一部が野ウサギやネズミの駆除のために外に放たれたそうです。しかしながら、猫は野ウサギ(成体)の駆除にはあまり効果がなく、一方で小さな獲物探しで競合する相手が少なく野生化していった(=野猫)そうです。そして現在ではオーストラリア大陸の99%以上に生息し、推計で220万~560万匹おり、2015年にオーストラリア政府から「(在来の小動物の生存を脅かす)有害動物」に分類され、2018年までに推計84万匹が駆除されたそうです。
キツネは19世紀に英国人らが趣味の狩猟用に持ち込み、現在では数百万匹まで増加したと見られており、1990年代からオーストラリア政府から「(在来の小動物の生存を脅かす)有害動物」に分類されているそうです。
外来生物による生態系の破壊は人災だと思われます。外来生物も当初は現地の人々から歓迎されていたと思われるのですが、生態系の破壊により加害者扱いされ、結局その人々によって駆除されてしまう悲運を辿らなければならないのでしょうか・・・。
人類中心の思考パターンを疑ってみる事が地球全体の持続可能性の向上に役立つのかもしれないと思ったりします・・・。

寄付送迎:堀口

スタッフ日記一覧へ