2025/07/12沈黙の春

過去の新聞(2024年10月22日付朝日新聞朝刊)に、生物多様性減少に関する記事が
掲載されていました。
 記事によりますと、世界自然保護基金(WWF)は、過去50年間(1970年~2020年)
で世界の生物多様性(5495種の野生生物の個体群の変化を基に計算した「生きている
地球指数(LPI)」)が平均73%減少したとする報告書を発表したそうです。特に川
や湖等の淡水域の生き物は85%の減少と影響が大きかったそうです。
 淡水域の生き物の減少は水質悪化が原因でしょうか。国連では生物多様性条約締結
国会議(COP)を通じて生物多様性の損失を止めて回復させる事を掲げた国際目標
(例えば2030年までに陸や海等のそれぞれ30%以上を保全する「30by30」等)が採択
されて締結国各国の取り組みが始まっていますが、私達人間にとっても例えば有機
フッ素化合物(総称PFAS)の水質汚染は健康への影響が懸念されている身近な問題で
す。PFASといっても毒性の有無は様々(例えば調理器具に使用されているフッ素樹脂
に毒性は無いそうです)だそうですが、極めて分解されにくく環境残留性が高いため
(「永遠の化学物質」と呼ばれる事もあるそうです)環境保全の観点から世界的に問
題になっているそうです。私は自家用車に撥水機械洗車する事があるのですが、自然
環境に負荷をかけていないか気になります・・・。

寄付送迎:堀口

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