2022/03/01思い
ハッピーハウスに来てから、たくさんの出会いと別れを体験しました。
最初の方は仕事を覚えることでいっぱいで、ハッピーハウスに来る子や新しい家族の元に行く子、亡くなってしまった子に対して『良かった』や『悲しい』といった気持ちが先輩たちより少なかったなと、過去を振り返ると思うところがたくさんあります。
先月、エルモがお空に旅立ちました。
エルモは肥満細胞腫という癌が見つかり何回もの手術をしたり抗癌剤を飲んで治療してきましたが良くならず最後は介護ルームで眠るように旅立っていきました。
エルモが亡くなったことを保護者に連絡した時、保護者さんは泣きながら『ありがとうございます。』と言ってくれました。
そして『いつも応援してます、これからも頑張ってください。』と聞いたとき『あぁ、この仕事を頑張って良かった』『応援してくれる人がこんなにもたくさん居るんだ』『もっと、この子たちのためにも頑張ろう』と思いました。
もし、過去の自分に何か言えるのなら言ってやりたいです。
今の自分はたくさんの人や犬猫たちに『嬉しい』や『悲しい』といった感情を教えてもらったぞ!そしてこの『ハッピーハウス』での仕事は自分の誇りだ!
胸を張って言いたいです。
長くなってしまいましたが、先日エルモの保護者さんから手紙とたくさんのドライフードと缶詰めのご寄付がありました。
ハッピーハウスにはまだ、たくさんの犬や猫が居ます。
こういったご寄付はすごく嬉しかったです。
写真はエルモと一緒に来た『サク』と『ノンノン』がいただいた缶詰めを食べている物です。
まだ他にもエルモと一緒に来た子たちは居ますが、この二頭はエルモと同じく肥満細胞腫が見つかり今も治療をしている子たちです。
お薬の量が多いので缶詰めとかと一緒に飲んでもらっているので缶詰めとかのご寄付はとても助かります。
二頭とも警戒心が強く写真を撮ろうと扉を少し開けただけで、お皿から遠ざかってしまうので撮るのに一苦労しましたが元気よく食べてくれました。
もちろん二頭以外もいただいた缶詰めやドライフードは他の子たちにも使わせてもらいました。
これからも応援してくださっている皆様や助けを求めている犬猫のためにも頑張っていきます!
飼育班:三浦