2019/08/22家畜と生存権

先日の新聞(5月6日付朝日新聞)に家畜伝染病「豚コレラ」に関する記事が掲載されていました。
どういう事かと申しますと、昨年9月に国内では26年ぶりに岐阜県で豚コレラが確認されてから、感染拡大防止の為に岐阜県と愛知県で合計9万頭近くの豚が殺処分されてきた(5月6日時点)そうですが、その作業に従事されてきた県職員等の方々の心身の疲労の訴えが相次いでいるそうです。
記事によりますと、豚の殺処分は養豚場内でトラックの荷台に100頭以上の豚を載せて上からブルーシートをかぶせ、中に二酸化炭素を送り込むそうです。
そしてブルーシートがずれないように十数人で荷台の周りを押さえるそうです。荷台の豚は「ギャーギャー」と泣き叫び荷台をドンドンと蹴るそうですが、次第に弱まり音がしなくなるそうです・・・・・・・・・。
そして窒息死した豚は引っ張り出されて袋詰めにされるそうです。
豚をトラックに誘導する際、逆走する豚や職員に向かってくる豚、職員の太ももを鼻でつついてくる人懐こい子豚や、すやすやと眠る親豚もいるそうで、作業に従事された方々から「豚の鳴き声が耳から離れない」「二度と行きたくない」等の訴えがあり、殺処分作業の待機をされている職員の方々の心理的負担も大きいとの事です。
任務とはいえその辛さは戦場と同様PTSD(心的外傷後ストレス障害)にもつながりかねないのではないでしょうか?
任務にあたられる方々の心身のケアが不可欠のようです。
・・・しかしながら、です。
そもそも、殺処分されている豚は遅かれ早かれ人類に食べられるために殺される運命にあった訳です。
そして私などはそのお肉を有り難く頂いて生かして頂いている訳です。
ですから複雑な気持ちになります。
そして菜食主義の方々の気持ちがわかるような気がしてきます。
家畜には生きる権利が無いという事が不条理なのか否か、という事でしょうか・・・?
皆様はどう思われますか?

寄付送迎:堀口

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