2024/04/28スズメバチとの共存の道

過去の新聞(2023年10月23日付朝日新聞朝刊)に、スズメバチ被害に関する記事が掲
載されていました。
記事によりますと、スズメバチによる被害が昨年秋全国で相次いだそうです。原因
としては気候の温暖化の影響で従来は4月下旬~10月頃とされる営巣の期間の始期が2
週間程早まっているケースが見られ、営巣期間の始期が早まる事で巣が巨大化し、働
き蜂の数も増えて攻撃力が増すそうです。更に昨年の様な猛暑では巣の中を適温に保
つため、働き蜂が巣の外側に出て人と遭遇する確率が上がる恐れがあるそうです。
温暖化の影響がここでも見られますが、スズメバチに刺されますと命にも関わりま
すので対策が必要です。まず攻撃を受けやすいとされるのが①激しい動き②黒等の濃
い色③においの3点で、スズメバチはにおいを連絡手段としているため、香水等が刺
激する可能性もあるそうです。
通常、巣には門番役の働き蜂がいて巣に接近した人の周囲を飛び回って警告するそ
うですが、焦ってこれらの蜂を叩き落とす等すると毒液を出し、そのにおいを合図に
巣にいる他の働き蜂が「スクランブル発進」して取り返しがつかなくなるそうです。
従って警告を受けた場合は抵抗せずに静かに来た道を戻った方が良いそうです。そし
て刺されてしまったとしても更なる攻撃を回避する事が重要で、とにかくその場を離
れて手当てを受けた方が良いそうです。
私たちの日々の暮らし方が長い時間をかけて様々な生き物の世界に影響を及ぼし、
結局私たち自身にしわ寄せがやってくる・・・。自然と共存するには私たち自身の生
き方を振り返る必要がありそうです。

寄付送迎:堀口

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