2019/03/29墨の動物たち

 

相撲を取る兎と蛙、蛙の仏像の前でお経を読む猿僧正…、
楽しげに描かれた墨の動物たち。
京都高山寺に伝わる有名な『鳥獣人物戯画』です。
甲、乙、丙、丁の4巻から成り立つ絵巻物です。
擬人化された動物たちが楽しげに描かれているのは甲巻です。
その面白おかしい表現から日本最古の漫画とも言われています。

この動物たちは何をしているのだろう、
どんな会話をしているのだろうと考えるといつまでも眺めていられます。
一つ一つのシーンに好き勝手に題名をつけるのも楽しいです。

描かれている動物たちを見てると、
兎や蛙、猿、猫いろんな動物がいるのに
犬(狐はいますが)がいない…何でだろうな?
そういったことを考えるのもとにかく楽しいのです。


こちらは相撲を取る(?)白黒のコットンと茶色のガッキー。

こう見えてじゃれあっております(笑)。

どんな会話をしているのでしょうね?

 

飼育班:島田

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