2025/04/09リオ

今ハッピーハウスにいる子達の中で一番心惹かれる・心残りな子。

仔犬ラッシュの時にテナと一緒に保護された。

少しでももらわれやすいようにと人馴れのための預かりをしていた頃だ。

テナとリオ、どちらを預かろうかと友人の訓練士に相談し、テナの方が扱いやすいと
のことでテナを預かることにした。

彼女の見立て通り、テナは優秀で触れる、ケアできる、お散歩、抱っこできる子とな
りうちを卒業。

時間は少々かかったが、無事に素敵なご家族を見つけてハッピーハウスを卒業した。

その後、リオを預かった。相性もあるのだが、少々気が強い。

それでも可愛く、徐々に慣れていった。

 

そんなある日、庭でサンダーが近寄ると唸って喧嘩になりそうになった。

仔犬同士に小競り合いはつきものだが、やはり預かりの子に怪我をさせては、、との
思いが強かった。

8年ちかく前のこと。今なら、少々怪我しても慣れた方が良い、とかきっちり隔離管
理して慣らそうと思っただろう。

結局、預かりはその一期間だけで終わってしまい、しっかり慣れないまま成長した。

あの時、私にもう少し、知識や覚悟や先見があれば今頃、お散歩くらいはできただろ
うか。

悔いが残る。

友人に頼んでリード練習をしてもらい、なんとかつけられるようにはなったが、その
彼女がいなくなり、多分進捗はない。

そんなに気になるなら今からでも、とか、引き取れば、という考えもあるだろう。

現に今、葵の相棒を迎えようと考えているけれど、それはリオではない。

その時その時、色んな条件、タイミングがある。縁とタイミングは重要である。

一頭一頭にきっと素敵なご縁がある、リオにもきっと素敵な家族が見つかるように。

勝手な想いだが、そう願わずにはいられない。

病院班:飯島

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