2020/03/22ベンガルトラの命運
先日の新聞(2019年11月28日付朝日新聞朝刊)にベンガルトラに関する記事が掲載されていました。
記事によりますと、インドとバングラデシュの国境地帯のガンジス川下流のデルタ地帯にある約1万平方キロメートル(青森県とほぼ同じ面積)のマングローブ群生地が、気候変動による海面上昇により土中に海水の混じる量が増えて土中の塩分濃度が上がっているため、マングローブが枯れて減少しており、その影響によりベンガルトラの生息域が減少し続けていて、今後50年以内にこの地域からベンガルトラがいなくなる可能性があるそうです。
またベンガルトラの生息域の減少によりトラが人間を襲う事故も増えているそうです。
現地では気候変動による海面上昇により約100ある島のうち既に2つの島が海に沈んでしまったそうで、動植物も人間も危機的状況にさらされている模様です。
自然環境負荷低減のより一層の取り組みが求められているといえそうです。
寄付送迎:堀口