2020/10/15カメムシ大発生
先日の新聞(2020年6月16日付朝日新聞朝刊(阪神版)及び同年8月20日付朝日新聞朝刊)によりますと、今年は西日本を中心にカメムシが大量発生しているそうです。
記事によりますと、一般的にカメムシの発生量は隔年で増減し、今年は発生量が多い年(表年)にあたるそうです。
実際、兵庫県が加西市内で実施された誘引剤を使った調査では、チャバネアオカメムシは表年の過去5年分平均(約193匹)を大きく上回る1024匹が捕獲され、ツヤアオカメムシも過去5年分平均(4.9匹)の約20倍にあたる99匹が捕獲されたそうです。
又、熊本県が今年7月中旬に天草市内で行われた5日間のチャバネアオカメムシ捕獲調査では、平年同時期の454匹を大きく上回る約3万匹集まったそうです。
今年カメムシが特に多い原因の一つとしては、今年は暖冬だったため多くの成虫が越冬して生き残ったのではないかと考えられるそうです。
事実、熊本県が今年1月に県内16地点の山間部で落ち葉の下で越冬しているチャバネアオカメムシ(成虫)の数(3?当り)を調べられた所、過去10年間の平均8.2匹(最多は2015年の21匹)を大きく上回る130匹確認されたそうです。
又、昨年の夏から秋にかけてカメムシの主食であるスギやヒノキ等の実が多かった事等も今年カメムシが特に多い原因の一つとして考えられるそうですが、明確な原因は不明だそうです。
そして、カメムシはスギやヒノキ等の実ができる6月下旬頃までは食いつなぐために農作物や果樹の果汁を吸うことが多いそうです。
また、カメムシのにおいの主成分はアルデヒド類だそうですが、Wikipediaによりますと、そのアルデヒド類は草や葉のにおいの主成分でもあり、野菜類や果物や茶葉等にも存在し、香料にもなるそうです。
よい香りもあまりに濃厚すぎると臭く感じるという事でしょうか?
寄付送迎:堀口