2020/09/069月6日 おたまがJATを卒業しました!
愛嬌たっぷりのおたまちゃん。
柴犬ブリーダー崩壊の為、20頭の仲間たちと縁あってやってきました。
左前脚が骨折している事が保護されてからわかり、
他院にて施術。
施術後は安静にしていた方が良いとの事で、老犬達が生活する
『老犬介護部屋』・・・通称【フィガロ】での生活になりました。
一緒に保護された柴犬の仲間たちもとっても良い子で、次々にお声が掛かり卒業する中、
おたまにお声が掛かったのは意外に??遅かった。
2011年6月17日生まれのおたま。
元々『タマ』と名付けられていたのですが、タマと言う名の子が施設に居たので、
『おたま』となったのです。
募金活動先で施設を知って下さったご家族さん。
先住さんにインコとハムスターが居るので、優しい子を希望されていました。
飼育スタッフがおたまを紹介すると、是非‼との事で、何度か通って頂きます。
来て頂く度、喜ぶおたまを見て、お母さんの表情がどんどん明るくなってきたのが、
とても印象的でした。
先住さんたちもいるので、トライアルを挟みます。
大人気なおたま。
スタッフにばいばぁ~い。
「さぁ、出発ね、スタッフ、安全運転で頼むよ。」
ヒトが大好きなおたま。
運転席に来たがって、送迎スタッフを困らせます。
だめ・だめ。危ないからね。
そんなには遠くない距離・・・お邪魔しまぁ~す。
家庭の生活が、犬生初めて‼
インターホン・テレビ・電話・・・生活音は何にも知りません。
しかし、全く、動じません。
「これがあたいのサークル?」
「ふぅ~ん、まぁ、こんなもんよね」
おたまはとっても嬉しいそうです。
「床は素敵ね、滑らなくて良い感じだわ。
フィガロよりすっごく、良い感じ。」
「なに、あれ・・・食べられる?」
食べないでね…あなたの先輩だよ。
インコ達も犬は初めてかな。
「お腹空いたぁ~あたいが食べれる物、ちょうだい‼」
って、事で早速朝ごはんを頂きます。
ヒトはすっかり、おたまのペースだね。
「ん?スタッフ、何か言った??
さっきから、ごちゃごちゃ煩いんだけどぉ~!!」
「あたいは大丈夫‼」
お水もしっかりもらい、少し落ち着いたかな。
じゃぁね、スタッフは帰るよ。
トライアル中、何度か頂いたお写真。
犬生初めてのテレビかな。
お庭におたまスペースが完成しました、と。
インコたちもおたまの存在に慣れてきたのかな。
意外に?お兄ちゃんが1番好きだとか。
キッチンマットでトイレをしちゃうんです・・・と、
最初は困っていましたが、ご家族さんの元で生活する中、
ペットシーツでのおトイレができるようになったそうです。
お母さんからの教え。
【成犬の躾は怒らないこと】だそうです。
フィガロっ仔たちにも試してみようかと思うスタッフ・・・。
これがなかなか難しいこと、難しいこと。
2か月ほどのトライアル期間を経て、卒業式を迎えました。
お帰り~♪スタッフから大歓迎を受けるおたま。
柴犬一族【小梅】との再会。
【おたま、卒業おめでとう。
あたちはもう少しフィガロで頑張るよ、
家族、、、、見付けるからね、きっと、、、大丈夫】
同じ年のおたまと小梅。
10年近く共に生きたふたり。
「あたい、名字が付いたの‼ぷぷぷん」
「それはそれは素敵な名字」
「これからはフルネームで呼んでよね、
また募金活動先にでも行ってあげるわ」
おたまは周りのヒトを元気にし、笑顔にし、幸せにできる、
最強ガール。
お父さん・お母さんたちの言うことよく聞いて、
楽しく生活するんだよ。
本当に本当に卒業おめでとう。小梅も喜んでいるよ。
施術された脚も毎日のお散歩で筋力もついてきて、
しっかりとなっていました。
これからのおたまをよろしくお願いします。