2015/05/275月27日 ウロコがJATを卒業しました!
ウロコは東日本大震災後、半年ほど被災地を放浪していて、餌付けをしてくださった方により連絡が入り、保護されてきたワンコです。
少し前にご家族が見つかった「ヒレ」と一緒に保護されてきましたし、お顔もそっくりなため、きっと血縁関係にある姉妹か?と思います。
ヒレに比べ自分をアピールすることが苦手で、
クールな女の子でした。
普段は犬舎で暮らしていましたが、アピール下手なためほとんどお声がかからず。
そんなウロコを不憫に思ったスタッフが、犬舎から出して受付付近に連れてきていました。
そんな中、「この子!」とお声かけをくださったご夫婦がいました!
すぐにトライアル開始。
お家に行ってからまる三日、とにかくドア、窓の外をみながらずっとずっと吠え続けていたそうです。
ハッピーハウスに帰りたいんじゃないか、、とウロコのことを気の毒に思ってしまったとお母さんはいいます。
でも、4年間も暮らした場所から移り、それは慣れるまで時間を要するのは当たり前です。
事実、4日目からぱたっと、外を見て鳴く仕草は極端に減りました。
1週間もすれば、除々に今のお家、ご夫婦が自分にとっての何なのか、ウロコ自身が分かってきたようでした。
正式なお手続き当日、お家で爆睡していたウロコ。
↑リビングで伸びているウロコが見えますか?(笑)
少し耳が遠いようで、スタッフがお邪魔していることにもすぐには気づかず、とっても穏やかに、幸せそうに眠っていました。
あっ気づいた。
お留守番中はとてもお利口で、お家の落ち着く場所でずっと寝ているようです。
年齢もすでに10歳近く、若い子みたいに「暇だ-」とイタズラしたり、は、一切ありません。
ウロコが好きな時にお庭に出られるように、玄関を開けてくれているので、
まだ1ヶ月、何かあって出て行ってしまわないように、ながーいリードでつないでくれています。
お庭でご夫婦が作業をされている時は一緒にお庭でくつろぎます。
人が中に入ると「どこいったの?」と鳴くようになったようです。
ご夫婦の側が一番安心なのですね。
ウロコはきっと、とっても甘えん坊で、施設にいたときに見せなかった一面としては、
その「わがままを言う」という部分だと思います。
気丈でクールな女の子だったけど、気持ちを伝えられるようになり、きっととても幸せだと思います。
スタッフがとにかく驚いたのは、こんな笑顔見たことないというぐらい、周りの皆を笑顔にする笑顔を見せるようになっていたところです。
お父さんには煮干でいろんなことを教えてもらったそうです。
煮干は大好きだけど、人がご飯を食べている時なんかは無視…
食への執着はほとんどなく、とってもお利口に、お家のルールを分かってくれているようです。
首にはお守りも付けてもらっています♪
何も言うことはないぐらい、ウロコの顔を見たら、ご夫婦のことが大好きなんだなぁと思えました。
やっと落ち着いて眠ることもできます。
音が聞こえにくいことも、かえってウロコ自身がいろんなストレスを感じなくて、
人も音をたてることに対して過敏に遠慮しなくて良いから、、とおっしゃっていました。
お庭へ移動。
ウロコはお庭も大好き。
名前はユキちゃんになりました。
ぴったりすぎると思いません??
優しくて、自分のことを真剣に思ってくれるご夫婦の元でこそ、生まれた笑顔です。
お見送り時の笑顔も最高でした!
待った甲斐があったね!