2015/05/245月24日 タタミがJATを卒業しました!
タタミは2年ほど前に警察署から保護されてきた元気いっぱいの女の子です。
募金活動先でもお客さんから人気でした。
施設の子たちのためにタタミにしかできないお仕事、頑張ってくれていました。
以前にも書きましたが、皆様の募金で成り立つ施設。
この募金活動のお手伝をしてもらえるワンコはそう多くはありません。
タタミはそんな自分の使命を知ってか知らずか、はち切れんばかりの好奇心と元気さをコントロールし、街頭でお客様に広報活動をしてくれていたのです。そんなタタミに募金活動先で出会ったご家族が、「できれば私達の家族にしたい!」とお申し出てくださいました。
何度か通われる中で、タタミを迎えるにあたり、しつけのこと、健康管理のこと、力の強いタタミとどう付き合うか、など色々考えてくださっていました。
送迎日、お家に到着するとすかさずお子さん達が「タタミーー!!」と出迎えてくれました。
タタミはきっと嬉しさ半分、新しい環境への興奮半分で、愛想もそこそこにお部屋の中へ一直線。
こんなに元気で落ち着きのないタタミですが、室内飼いです。
大丈夫かな~色々破壊しそう。。。
スタッフの心配を横目に、タタミは広いリビングを行ったり来たり、「ここ、本当に私の家??」と信じられないような気持ちで探検をしていたのかと思います。
ふっかふか。。
お外が見える…
やっぱりお外が…
30分ほど落ち着かず足が止まりませんでしたが、やっとご夫婦に撫でてもらう気持ちの余裕が出てきました。
タタミは、このお家、どこに入ってもOK。
階段は登らないだろうなーと思っていたら、タッタッタと足音が聞こえ、、登って行きました。
でもすぐに降りてきて、やはりみんながいる空間が落ち着くのでしょう。
また1階での探索が始まりました。
お水もがぶ飲み。
集合写真も、落ち着く、ということが今日はできず、何とかタタミの周りに集合していただいての一瞬のショットで。
なんだかしっくりきているタタミ。
帰る頃にはソファの気持ち良さを知ってテンションが上がったり、
ご準備くださったタタミ用のリードを見せられ、「お散歩―!??」と釘付けになったり、
少しずつ感情が伝わるようになってきました。
元々どんな環境で暮らしていた子なのか、知る由もないため、
タタミにとって「室内での暮らし」が犬生初の可能性も多いにあります。
こんな貴重な日、タタミは忘れないでしょうね。
毎朝(まだ薄暗い時間)お母さんがウォーキングをされているそうですが、
その時に一緒に歩くのも楽しみにしてくださっています。
少し犬には厳しいタタミなので、他の子とのすれ違いが少ない時間帯は最初は良いかもしれませんね。
これからタタミのいろんな面を知っていってくださいます。
私達スタッフと施設で暮らす中では知ることができなかった素敵な一面、
また教えてもらえたら嬉しいです。
名前はタタミから「ペコ」になりました!
タタミ、今までみんなのために頑張ってくれてありがとね。
これからは家族の中で毎日を思い切り楽しんでいってね。