2017/03/293月29日 みゅーがJATを卒業しました!
みゅーは2014年6月に、
生後3ヶ月ぐらいで排水溝にいたところを、
保護されました。
その時すでに足を引きずっている様な状態で、
下半身不随でした。
お尻がどうしても引きずったり荒れてしまうので、
施設でも毎日、消毒をしてオムツを替えてと、
ケアが必要な子でした。
車イスに乗せて部屋の中を走らせてあげたり、
夜は家に連れて帰ったり、
スタッフもいろいろ工夫をしてみゅーが快適に暮らせる様にと、考えていました。
そんな中みゅーを気にしてくださる方が現れました。
その方のお家にはアトムくんという猫ちゃんがいました。
お顔がとてもそっくりで気にしていたら、
みゅーが下半身不随である事を知って、驚かれたそうです。
実はアトムくんも下半身不随で、
同じ様にケアをしながら生活していたのです。
みゅーを連れて帰りたい気持ちはあるものの、
2頭の相性や、連れて帰ってケアをどの様にしていくか、
相談しながら話を進めて行きました。
何度も通っていただき、傷の様子や排便の事、
施設でのケアの仕方なども見てもらいました。
まずはトライアルをする事になりました。
ベッドの上がアトムくんのスペース。
横のピンクのケージがみゅーのスペースです。
こちらの階段はスローブにもなります。
みゅーちゃん
キャリーから出してみると、びっくりしてベッドの奥に入ってしまいました。
アトムくんと色違いのバンダナを着けてもらいました♪
ケージの中に入れてみるとまだ少し緊張。
慣れるのに少し時間はかかりそうです。
2階のスペースになるので、落下防止の扉がありました。
こちらのお庭では、自由にお散歩が出来ます。
結婚式の時にアトムくんも一緒に出席したそうです。
アルバムを作ったり、部屋に写真を飾ったり、
家族としての愛情をたっぷりもらっていました。
お出かけの時もバギーに乗って一緒に行きます。
お互いに意識しているみゅーとアトムくん。
仲良くね!
トライアル生活のスタートです。
2頭の相性は時々どちらかが怒る場面もありますが、
少しずつ距離を縮めていきました。
お尻まわりを清潔に保つために、
お風呂に入っています。
通院、薬、食事、オムツ、摘便
みゅーのために本当にいろいろな工夫やケアをして下さりました。
施設でもケアはしていましたが、
どうしてもみゅーのタイミングで見てあげれない事もあり、
傷は良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。
でもトライアルの中でも傷はみるみるうちにきれいになっていきました。
トライアルは順調に行き、
正式譲渡の手続きをする事になりました。
名前入りのバンダナに、
かわいいパンツ
アトムくんがもらっていたのと同じぐらい、
みゅーもたくさんの愛情をもらっていました。
みゅーにとってはここしかない。と思えるくらい、
最高の環境です。
本当にそっくりな2頭。
どっちがどっちか分かりますか?
ご家族も間違える程だそうです(
仲良く日向ぼっこ。
お庭で遊んだり、一緒に旅行に行ったりもしているそうです。
みゅーの様に病気やハンデのある子は、
やはりなかなか里親さんが見つかる事は少ないです。
でもあきらめずに探せば、
どんな子でも幸せになれるはず!と改めて思えました。
施設では高齢の子、病気の子、人が怖かったり、甘えん坊ではない子もたくさんいます。
みゅーに続いて皆に家族が見つかればいいなと、切に願います。
名前はそのまま「みゅー」です。
みゅーちゃん今まで頑張ったね!
幸せになってね(