2010/12/25[ブルータス編]発病・・・

夏の初めから、足を痛そうにするのがなかなか治まらず、
8月14日にうちの病院がいつもお世話になっている獣医さんに診察していただいたところ、
骨肉腫という病気になっているのがわかったのです。
骨の腫瘍で、進行すれば肺に転移し、呼吸することもままらない状態にもなる
深刻な病気です。

この病気は患部(ブルータスにとっては後肢)を切断するのが一般的な治療法のようです。
しかし、体が大きく、その体重を支えられるのかなどの問題をスタッフで話し合い、
できれば切断しないで治療したい、と投薬治療を選択しました。
また漢方薬等の治療も並行して行いました。
病が完治し、もう一度四本の足で元気に走り回るブルータスの姿を見たいというのは、
ハッピーハウスみんなの願いでした。

10月の連休におこなったイベント、「にゃんだ祭り」でも、
入り口でお客さんを迎える人気者のブルータスを眺めながら、
どうにか良くなって欲しいと思わずにはいられませんでした。
痛い足を引きずり、常連のお客さんを追いかけたり、お客さんにご挨拶しに戻ったり。
大忙しな姿に病気のことを忘れてしまいそうにもなりました。

しかし、懸命の治療も虚しく、1ヶ月で腫瘍はずいぶん大きくなってしまいました。
このまま放っておくと、腫瘍がどんどん大きくなり、果物のザクロのように裂けてしまうかもしれない。
しかも、転移の可能性も高くなる。断脚するには今が瀬戸際だ、というのが獣医師の意見でした。

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