2011/01/10[ブルータス編]決意
足を切ってしまうことで得られる、後の人生はブルータスが必要としているものだろうか?
簡単に答えが出るような問題ではありません。
かといって、手をこまねいて、ただただ症状を進行するのを眺めているわけにはいきません。
そんな時、聞いたのが犬の体重の7割は前足で支えているという話でした。
不幸中の幸いか、ブルータスの患部は後ろ足。
三本足でも十分に立つことができる可能性はあります。
以前と比べれば不便にはなるだろうけれども、ブルータス自身の意思で
動くことができるかもしれない。
もし、手術してからもし寝たきりになってしまったとしても、肺に転移して苦しむよりは
楽に過ごせるのではないだろうか?
みんな、納得の上、断脚の手術を決断しました。
10月13日がその日でした。八時間にも及ぶ大手術でした。
腫瘍は重さが4.6kgもありました。
術後のブルータスは、疲れもあってかはたまた、長い間自分を
支えてきてくれた足を名残惜しんでいたのか、しょんぼりしたような顔をしていました。。
ところが、いよいよ麻酔が醒めだすとブルータスは自力で立ち上がろうとしはじめたのです。