2011/01/27[ブルータス編] 術後の生活
JAT|生きるということ:[ブルータス編] 術後の生活
それでも術後は安静第一。
その日の夜は点滴が入っていたこともあり診療所ですごしましたが、
少し目を離すと別の場所にいたり、また少し目を離すと、さっきよりも
ちょっと移動していたり。
手術後のブルータス。点滴が入っているので絶対安静を強いられていましたが・・・
翌朝、点滴が外れると、さっそく三本足でひょこひょこと歩き始めました。
バランスをとりながら、疲れて休みながら・・・
術後の傷もまだまだ癒えてはいないのに。
ブルータスの動きたい!という気持ちがそうさせたのでしょう。
なんとこの日、定位置である、お気に入りのソファーにも多少苦労しながら
飛び乗ることが出来たのです!変わってしまった体を受け入れ、
目の前のことに懸命に取り組もうとする姿は本当に感動的でした。
最初はお水を飲むのも途中で疲れていました・・・
移動は自分の意思でできるようになったものの、尿はカテーテルで出しました。
三本足での排尿の体勢はうまくバランスが取れないのです。
しかし、そんな心配も術後4日目にはすっかり解決。自力で排尿できるようになりました。
最後の方は耐えきれずに座ってしまいましたが、徐々に筋肉もついてきたのでしょう、
うまくバランスがとれるようになりました。
そして1つ1つの困難をクリアーし、手術してからわずか2週間で以前と変わらない生活を
送れるようになりました。
今は元気いっぱい、形は少し変わりましたがやはり看板犬として、
以前と同じように人と接し、愛されて、堂々と生きています。
ご飯の催促も、お客さんの歓迎も。ブルータス自身、今の体に違和感がないように見えます。
懸命に、ひたむきに生きようとする姿に、スタッフや訪れたお客さんは
どれだけ励まされたことでしょう。
一生懸命生きる姿は、それだけで周りの人にも生きる希望や感動を与えるものだと、
ブルータスは教えてくれたのです。