2019/06/292019年6月29日 もみじがＪＡＴを卒業しました
3年前の肌寒くなってきた11月の夜。
緊急レスキューされた猫が、運び込まれてきた。
かなり衰弱しきった様子。
後肢は外にのけぞり、正常ではない足の向きをしている
お尻には大きな傷、そこから大量に湧いて出たうじ虫
何日か、動けないままでいたんだろう。。。
とにかく、そのうじ虫を一匹残らずつまみ出し、洗浄消毒
出来る限りの治療を施し、命が繋がる事を願った
紅葉の時期もあり、もみじと名付けたスタッフ
それからのもみじは、懸命な治療もあり見る見るうちに回復！
下半身は不随のままだが、食欲も戻り、催促するまでに！
元気になっていくと、本来の性格が露わになりました。。
とてつもなく甘えたさん。
かまってかまってのアピールの鳴き声が大きい！(笑)
撫でる前から、ゴロン！ヘソ天して、くねくね。
この見事な甘えっぷりに、撫でないわけにはいきません！
そして、レスキューされた日から、3年！このようなハンディキャップがありながらも、
迎え入れたいと申し出て下さったご家族が！
2年前、みゅーという下半身不随の猫の家族になってくれた方。。。
当時、先住にも、下半身不随の猫さんがおり、ハンディキャップ持ちの子は、
なかなか声が掛からない中、とても安心してお願いできる頼もしいところ。
その先住、アトム君が虹の橋を渡り、ふと、ハッピーハウス通信を見ていたときに
もみじが掲載されており、この子なら！と、感じたそうです。
それから、何度か足を運んでもらい、もみじの今の状況を話し、これからどう治療などを
進めていくか、たくさん話し合いました。
この3年間、安定しない時期も幾度かあり、下半身不随が故、膀胱炎がなかなか治らなかったり、
腎臓の片方が機能していなかったり、そして、食欲なくなり痩せていく。。
自傷行為が続くため、エリザベスカラーを装着したままの生活だったり、たくさんの困難がありました
それも含め、迎え入れたいと仰ってくれました。
とても経験豊富で、猫達の気持ちに寄り添ってくれるので、とても心強いです。
まず、先住みゅーとの相性を見る為、トライアル！
ちょっと、なんでこんな狭いとこ入れるのよー！
と、言わんばかりにグイグイ出てくる（笑）
ちょ、ちょっと待って待って（笑）
まずはオムツはいてからねー
もう早くしてよねー（はいはい、わかってますよw）
はい、OK！やっとのびーんできるーーー
あ、ありゃ？あたちこの人知ってるニャ
2階のもみじのお部屋連れてってあげようねー
にゃにゃっっ！
にゃんですかここはっ！
明るくてほかほかして、気持ちいいにゃーーーー
ここ好きだにゃっ
喜んでもらえて嬉しいよーーーーと。
探索、チェックは入念に・・・
しなくていいにゃっ！ここ好きだニャ！
ウッドデッキのある1階。
お天気良い日は日向ぼっこしようねー
ちょ、ちょっと、あにゃた。最高じゃにゃいですかっ！
施設でリハビリしていた時の車イスも、そのままお渡しして
ちょっと乗ってみようかーーー
もう、早くしてよ、じっとしてらんにゃい。。。
にゃっっはーーーーーーーー
広くてスムーズにいけるにゃーーー
さて、問題なさそうなので、手続きに・・・というよりか、もう我が家へようこそ
状態のもみじさん。
お話しするにゃら、あんたはここに座るにゃよ。
こらこら、きみはココ（笑）
すんごい可愛いカラー付けてもらって！
黄色は、もみじのテーマカラーだとか。。（嬉しくて、私うるうる。。。涙）
珈琲にお菓子、ご馳走様でした。。
あんた、またおいでにゃ！
あ、ありがと！また来るね！
その後。
施設では、食欲が落ちていたのに、お家では、もりもり食べてると。。。
2キロしかなかった体重がみるみるふっくらに。。。
毛艶もふわふわ！！（嬉しいよーー涙）
先住みゅーちゃんとは、まだ距離が。。というより、ヤキモチ焼きのお嬢様は、
怒っちゃうそうな。。。
久し振りに会ったもみじは、向かったスタッフを忘れ、引き気味。
うそーーーん、悲しいぃー（笑）いや、いいのよそれで。。
幸せそうで何より。。
本当に安心してお任せできる。。この幸せの為に、頑張ったんだねもみじ。
これからも、みゅーともみじをよろしくお願いします！！
ハンディキャップという名の個性。私はそう思います。
同じ物はない。みんなそれぞれ何かが違う。
その時々で、変化はする、その時に合った対応をするだけ。
悩んだ時は、相談して下さい。一緒に解決しましょう。
それを教えてくれた君たち。ありがとう。。。