2022/05/205億回と20億回

どんな生き物にも「寿命」というものがあります。種類によってその寿命は異なります。
でも少し興味深い話を聞いたことがあります。
例えば寿命が10年ぐらいとされる哺乳類と寿命が50年とされる哺乳類。寿命だけで見ると10年の方は短く50年の方は長く見えてしまいます。
でも哺乳類の間では寿命の長さに関わらず、一生のうちの呼吸回数と鼓動回数に大差はないらしいのです。
哺乳類は、ゾウであれネズミであれ、だいたい5億回呼吸をし、だいたい20億回鼓動を打つと寿命が来るというのです。
不思議ですよね。人間の時間の感覚で他の生き物の寿命を見ることはできないのです。それぞれがそれぞれの時間を過ごしているのだから。

過ごす時間の感覚は違っても、出会った子とは同じ時を共有しています。
施設内で亡くなる子、新しい家族と出会い見送った子、施設で今も新しい家族との出会いを待ちながら頑張っている子…。いろんな子と僕も出会ってきました。どういう出会いであれ、どういう別れであれ、みんな自分と同じ時を共有した子たちなのです。

犬や猫、いろんな動物を家族として迎えている方も、これから新しい家族を迎えようとしている方も、その子たちと最期まで時を共有してください。生き物を家族として迎えると言うことは容易なことではありません。人間の感覚だけで接してしまうと何かしらの齟齬が起きてしまいます。人間と同じ部分、違う部分いろいろあると思います。それらを理解した上で暮らすことができれば、脱走されたり、捨てられたり、その結果として生命を落としたり…という悲劇は減らせると思います。

「みんなちがってみんないい」のです。

飼育班:島田

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