2019/11/04諸行無常の響きあり

猛き者も遂には亡びぬ
偏に風の前の塵に同じ 

日本を代表する古典『平家物語』の有名な冒頭の一部分です。
時は平安時代末期、平清盛を中心に栄華を極めたものの、最後は源氏との戦いに敗れ壇ノ浦で滅亡していく平家の栄枯盛衰を描いた軍記物語です。
「祇園精舎の鐘の声…」で始まる有名な冒頭は平家の命運を比喩しています。
栄華を極め奢ってしまった平家は春の夜の夢のように、また風を前にした塵のようにあっけなく滅び去ってしまいます。
奢ってしまったかどうかは別として、どんなに元気な子でも必ず老いていきます。それは我々人間も他の動物も同じです。
ハッピーハウスにはシニアの子たちが暮らすゴードン部屋があります。昔はやんちゃでも今は大人しくなった子、年を取っても変わらず活発な子、いろんな子がいます。

この子は鉄平。

年を取って少し大人しくなった…のかなと思うと、やっぱりやんちゃな一面も見せてくれたり。でもそんな姿を見て逆に安心してしまう僕がいたり(笑)。
でも機嫌がいいと後ろからついてきて身体をスリスリしながら甘えてくる、そんな姿が可愛い子です。少し気難しい所もありますが、気になった方がいらっしゃったら是非会いに来てください。

飼育班:島田

スタッフ日記一覧へ