2020/09/15続・バッタ襲来

今年5月の私のスタッフ日記にて「バッタ襲来」の新聞記事を紹介致しましたが、その問題のその後についての記事が先日の新聞(2020年5月11日付朝日新聞朝刊)に掲載されておりましたので紹介させて頂きます。
アフリカ東部の各国が上空から殺虫剤をまくなどして対応された結果一時的に減ったとみられていたアフリカ東部のバッタ(サバクトビバッタ)の数が、4月に降り続いた雨によってバッタの繁殖が続き、6月までに増加するとの予測があるそうです。
さらに、新型コロナウイルスの影響により、殺虫剤等を運ぶ航空機の便数が少なくなっている上に外出制限によるバッタ対策の制約も発生して迅速な対応が難しい状況が続いており、家畜だけではなく2千万人近い人々が深刻な食糧危機に陥っているそうです。
ちなみに、アフリカ東部におけるバッタの群れは1日で約3万5千人分の食糧(収穫前農作物)を食べてしまうそうですが、バッタの群れは1日で150km近く移動することもあるためバッタの飛来場所を正確に予測するのは難しいそうです。
アフリカ東部における食料安全保障上の深刻な脅威が、4月の雨と新型コロナウイルスの影響によりさらに増しているとの事、非常に心配されます。

寄付送迎:堀口

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