2018/08/09手紙

7月の大雨で被害にあわれた方々、心よりお見舞い申し上げます。
今回の大雨で当施設も自然の恐ろしさを実感しました。大雨当日の川の氾濫、決壊、
土砂崩れなどスタッフ一人一人が各々の動物の守り方を考え行動した結果、犬猫が直
接濁流に晒されることを防げたと本気で思っています。スタッフ自慢でもなんでもな
く、共に活動する同志たちを誇りに感じることとなりました。
後日の土砂処理、復旧作業に関しても動物たちが快適に過ごせる環境にいち早く戻す
ために、シャベルでひたすら土砂を取り、バケツに入れた土砂をリレーし、土砂が詰
まった排水管に手を差し込んだりと身体はかつてないほど疲弊しているのに、気持ち
は誰一人折れず行動できていました。
動物の為だから!明日も頑張ろう!と励ましあえました。
ボランティア様も、最初から長靴着替え持参で駆けつけてくださったり、スポーツド
リンクや栄養ドリンクなどの物資の支援、そして安否確認のメールというお手紙。
 ご自身の家も大変なはずなのに、その大変な中、ハッピーハウスは無事なのか?保護
されている犬猫は大丈夫なのか?と考えて下さったことに感謝の気持ちと同時に、皆
様の想いも私たちは背負っていると強く責任を感じることができました。
最初はがむしゃらに復旧作業に入り、疲弊してきたときに支援者様のありがたい応援。
とてつもなく大きな力になりました。
誰か一人欠けていたらハッピーハウスは崩壊していたかもしれない。改めてヒトの可
能性が凄いものであると思い直せました。
今、私が皆様に気持ちをお伝えする場はこのスタッフ日記しかありません。
スタッフの各々の気持ちを伝えたほうがいいのか、迷うことが多々あります。
読まれて大袈裟に感じる方がいるかもしれない。伝えすぎて虚言に感じられるかもし
れない。
でも感じたことは真実であり、伝える義務が私たちにはあると思っています。
公益財団法人、この施設は決して私たちだけのものじゃない。ハッピーハウスが存在
することで、公益性を産まなくてはならない。
私たちの背中はまだまだ未熟で小さいものであり、全ての支援者様の想いを背負うに
は足りないのかもしれません。それでも スタッフ一同なんとか協力しあい、
想いをこぼすことがないよう、努力してまいります。
改めまして、この度の災害に関わる応援、本当にありがとうございます。
まだまだ、広島県や岡山県など、当施設以上に被害にあっている方々がいます。一刻
も早く復旧できるよう祈ると同時に私たちの出来ることを模索してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

外部広報:飛田

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