2022/03/23仔猫部屋

現在、280頭ほど居る施設のネコたち・・

大部屋・個部屋・診療所・・・

独り独りに合わせた、生活場所を提供している。

ただ、ネコは群れて生活する者ではないと言う・・・

中にはしんどい想いをしている仔がいるかもしれない・・・

だからこそ、『一生一緒』である。

どうか、どうか、一生一緒に居て下さい。

 

そんな中での仔猫部屋・・・通称『仔猫部屋』・・・

通称も何も、そのまんまである。

プラスチックケージを2段もしくは3段に重ねた小さなお部屋。

その中に、独り独りが生活している。

食事管理が必要な仔。便の状態を確認している仔。

大部屋での生活だと、体調を崩す仔。

新しいご家族さんのお声が掛かって、明日??明日??と、ワクワクして卒業式を待っている仔。

その理由は、さまざまである。

猫飼育スタッフが管理している。

昨年の1年間・・・【決戦の水曜日】に猫飼育ヘルプ。

基本的には掃除。

プラスチックケージ内の掃除をする。

多い時は15頭以上・・・少なくても8頭ほど。

ネコのお世話・・・人生初である。

敷かれたブランケットの交換。ケージ内及びトイレ掃除。食事は食べているか。排尿はあるか。お水の交換など。

この茶トラさんは『チャーミー』推定5歳の女の子。

飼い主さんが入院し、その娘さんが飼えないとの理由で施設にやってきた。

高い所が大好きだ。

掃除しているスタッフをいつも見下ろし、お外を見る。

すらりと降りる、その姿にいちいち感動☆彡

お~♪と感動しながらも、掃除×掃除。

 

ケージを開けても出てこない仔。『キャロット』推定8歳の女の子。

多頭飼育崩壊・・・17頭でやってきた。

 

Instagramで紹介されていた『ゴン』推定6歳の男の子。

飼い主さんが亡くなり、施設にやって来た。

早く早く、ワタクシの出番はまだか、と、いつも催促される。

ギャー‼お手手まで出てきた。。。焦る×焦る。

出した途端、ゴロリン。なかなかなボディだ。

これでも痩せたのよ・・・ってね♪

初めての掃除はどうしたものかと、先輩に聞き、ブランケットは畳まれて敷いてあげた方が良いのか。

クシャクシャが良いのか。

トイレの向き?お水を置く場所は?ひとつひとつに悩み、1つのケージを掃除するのに15分程掛かった。

ネコアレルギーのため、日ごろ掛けないメガネを掛け、首にはタオルを巻く。

それでもくしゃみ・鼻水・涙は出る。もちろん、マスクは二重です。

 

ただ、回数を重ねる度に、平気になってきた。もう、メガネもタオルも必要ない♪

そんなに重度ではないネコアレルギーに感謝する。

くねくね、、、ゴンちゃん、、、ほれほれ、そこのスタッフ撫でなはれ。

フィガロ班に戻る為にも早く作業を終わらせなければならない。

ただ、この仔たちの自由時間。

あまり早過ぎても可哀そうだよね、と、開き直る。

 

2月23日の日記の感想で、みなみ母ちゃんからは「面白かったよ」と、新聞紙のご寄付。

随分以前から、新聞紙は広げて、ご寄付下さる。

スタッフへのコーヒーもいつもありがとうございます。

新聞紙を束ねてる綺麗な紐も大活躍です。

オレガノ父ちゃんからは、「これからの新聞紙は広げて持っていくね」と、お便り。

先日、レンジでチンするご飯のご寄付もご持参下さりました。

よく来て下さるボランティアさんからは、「今日、水曜日だよ、なんでもするから、言ってね」と、暖かいお言葉。

 

【仔猫部屋】と、言えど、現在、仔猫はおらず。みぃ~んな成猫。

こちらは『ツン』推定12歳の男の子。

飼い主さんが多頭飼育崩壊し、ネコ20頭、イヌ17頭と共にやってきた。

ハッピーハウス通信№90で紹介された1頭。

とても優しく、甘えたさん。

ネコ飼育未経験の私に、爪切り・ブラッシングを教えてくれたとってもとっても優しい仔。

昨年、週1で入っていた、仔猫部屋のお掃除。

今月はたった1回。

それは、それで寂しさを感じます。

 

でも、ネコ飼育スタッフに任せておけば安心です♪

個性豊かな『仔猫部屋』のネコたち。

新しいご家族さんとの出逢いがありますように☆彡

もちろん、施設のみぃ~んなに、出逢いがありますように☆彡

介護犬班:小林

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