2015/06/226月22日、くまごろうがJATを卒業しました!

くまごろうは、今年の2月、寒い寒い日に野良犬たちが暮らす場所から保護されてきた子犬です。
 
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優しくて怖がりで、意思表示は「固まる・・・」しかできなかったのですが、
ハッピーハウスで先輩犬たちと戯れる中で、少しずつ、人に愛想をふることをするようになり、
ご飯も人が見ていてもちゃんと食べるようになり・・・
 
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お水だって最初は怖くて飲みにいけませんでした。
そこは先輩犬で仲良くしてくれていた、おいらについて来い、タイプの子がいたので、
その子のお陰で、色々勇気を出してみることができたようです。
 
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あっ見られてる・・・・とまた固まる(苦笑)
 
 
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くまごろうは、さすが野良暮らしをしていたこともあり、
ワンコはどんな子でも大好き。
手前のカシスばあさん、犬には厳しいですが子犬には優しく、そんなおばあさんの横でくつろいでいるくまごろう。
に、ちょっかいをかける先輩犬。
 
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くまごろうも先輩犬のお陰でスタッフにも馴染んでくれました。
直接が駄目でも、犬を通じて成長してくれる子は多いですね。
 
 
 
時間はかかりましたが、そんなくまごろうに「うちの子になって!」お声かけをくださるご家族が現れました。
 
何度か通っていただきましたが、なかなかその短時間では慣れることはできず・・・
脱走に重々注意していただき、お家で馴らしていただくことになりました。
 
 
去勢手術もまだ受けられない月齢でしたので、約4ヶ月弱の間、ご家族との距離を縮めるための毎日のスタートです。
 
お預かり中は何度かご相談をいただきました。
 
なかなか慣れない。
ご飯を食べない。
歩かない。
排便の回数・・・などなど、
とにかく野良生活が基準になっていたくまごろうには、家庭の中で暮らすということに馴染むのにとても勇気が要りました。
 
ご家族は根気良く、愛情深く付き合ってくださり、
この度、身体も大きくなり去勢手術に帰ってきたくまごろうを見て、スタッフ一同驚きました。
 
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手術待ちのゲージに入っているのでご不満そうですが、
優しいくまごろう、良く見ると蝶々?蛾?がお尻に止まっています(笑)
 
めちゃめちゃイケメンじゃん。
テディベアのぬいぐるみのようだったコロコロの子犬さんが、大きな身体でクールな表情、でも目はとても優しくて、、立派な青年に成長していました。
 
 
無事手術を終え、お送りした際、お家ではご家族みんなが待っていて、「お帰り~!」と。
 
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リードをつけた状態でリード慣れをさせてもらっていたようで、そのままの状態ですぐにお父さんの元に。ほっとした表情でした。
 
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手術の疲れもあり、そのまま抱っこされてお家の中のサークルで就寝。
 
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慣れないエリザベスカラーに幾度となく驚きながら(笑)
 
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落ち着いたくまごろうを横に、お手続きを完了。
 
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ご家族いわく、無駄吠えもなく、とても大人しい子です、と。
エリザベスカラーがとれたら、次はお散歩練習ですね。
 
後日、手術も終わったしお庭での暮らしメインのスタイルに慣れてもらうとお外に出してみたら、とってもお利口で吠えもせず、良い子にしていたようです。土の上でゴロゴロしてみたり、元々の野良暮らしの自然の中での暮らしを思い出しているのでしょうか。でも、天気が悪いときは、雨の音が怖いのか、濡れるのが嫌なのか、吠えて中に入れて!と要求します。すごい、くまごろう、ちゃんとそういえるようになったんだ。だったら、梅雨が晴れてから、お外の練習しよっか、とお母さん。
 
これから少しずつ人間社会での暮らしを覚えていくんだね。
 
男前のくまごろう、名前もそのままです。幸せになったね!

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