2022/01/231月23日 こはくがJATを卒業しました!


こはくは2021年に、地域猫の不妊手術の依頼があり、捕獲作業中に捕獲器に間違って入ってしまった仔猫です。

 

まだまだ小さな仔猫だったので不妊手術はできず一旦お預かりするというかたちで仔猫部屋で保護し生活ている時に運命の出会いです。

 

施設に訪れたのは、飼っておられた猫を亡くされて日が経ち、また猫と暮らしたいと希望されたご夫婦。案内された仔猫部屋でこはくを見て涙が!なんとこはくは亡くされた猫と瓜二つなんだそうです。

 

こはくちゃんと家族になりたいと希望されました。こはくの健康チェックも終わり、お家の準備も整い、さあトライアルへ出発。

 

お家までの車中は気配を消すこはく。到着しました。さあ出ておいで♪

‥「なんですか?」‥

なんですか!?

ごはんを置いてみたりして。。

出てきた!

と思ったらササササと戻りました。

これはどうかな


先住猫さんの毛でできたボール
その真っ白さにスタッフびっくり。
こはく、遊びだしました。が

ん?なんですか?

とこの状態で出てきません。

では、こはくとキャリーバックを置いて、あとは優しいお二人にお任せしましょう。

 

後日

トライアル中のこはく 鏡の自分と戦っていました。

しばらくして

“耳が聞こえていない可能性がある”と連絡いただきました。ご家族が帰宅しても反応がない事、気づいてない事がある

それからは、耳のことも含めての仔猫育てになりました。色々な工夫や事故対策は考えつつも、あまり考え過ぎずにそれもこはくの個性として認め、やっていこう。と自由で伸びやかな考えでこはくを包んで下さっています。

だんだんとお家に慣れて行動範囲が広がります。お気に入りの場所は出窓


サンルームでは音が響くのか、なんだか聞こえている感じがするとのこと、旦那さんは、こはくの体に声が響くように呼びかけているそうです。

こはくがいた地域は地域猫の虐待があるという事でご相談を受けていました。こはくは耳が聞こえていなかったら酷い扱いをされるリスクが高かったかもしれません。

間違って捕獲器に入っていなかったらこの優しいご夫婦とは出会えていません。

トライアル期間中にすっかりお家になじみ、リラックスできる”我が家”になりました。

こはくは『おだし』ちゃんになりました。

普段、おだー と呼ばれているそうです。笑

トライアルが終わり正式な譲渡手続きの際に施設の猫と触れ合い帰宅した際に、おだしさん顔を膨らませ怒っていたそうです。おだしちゃん、ずっとずっと可愛いがられて幸せにね!

卒業おめでとう♪

 

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