2015/12/2812月28日、ツナがJATを卒業しました!

ツナは、とある企業の敷地内で野良生活をしているところ、

兄妹達4頭で保護されてきました。

当時生後3ヶ月ほど、、、

ツナは4兄妹の中で、こんぶに続いて2番目の卒業です!!

ツナ達が保護されてきた時と同じ時期に違う場所で野良をしていた夏実(一番左)と夏希(一番右)

兄妹のマヨ(左から2番目)、こんぶ(マヨの横)、たかな(こんぶの斜め後ろ)、

一番奥にいるのがツナです。

保護当時から一番体が小さく、一番怖がりで繊細だったツナ。

生後3ヶ月とは言え、すっかり人に対しての警戒心が養われていました。

首輪を付けるのも苦労した4頭。

人馴れをさせる為に、こんぶとマヨはスタッフの広瀬が、ツナとたかなは松尾が

帰宅時に連れて帰りました。

初日から大苦戦で、1頭づつキャリーバックに入れて連れて帰ったのに

扉を開ければ一つのキャリーバックに合体・・・

なかなか出て来てくれませんでした。

それでも少しづつ少しづつ『家』という環境には慣れてきました。

リードを付けているのは、ソファの下などの隙間に逃げられた時に困らない為、

万が一パニックになって脱走しようとした時に止める為、、、

怖がりさんは、恐怖を感じている時にバッと手を出すと身を守ろうと必死になり

反射的に咬んでしまうことがあります。

 

たかなと仲良しで、くっついているとお互い安心♬

でも、写真を撮ろうと近寄るとツナはいつも気付きます。

少しづつ慣れ、ゆっくり触れば撫でさせてくれるようになり、

洋服だって着せることが出来ました(笑)

お休みの日も連れて帰るようになり、一日一緒にいることも。

人がいるときは部屋に放していましたが、愛犬のお散歩の時はサークルへ。

人がいないととっても活発に動き、布団はぐちゃぐちゃベッドの上にトイレ、

ケータイカバーはガビガビにやられ、、、、という大惨事が起こらないように

するためです。

お散歩へ行ってる間の一時間、トイレをしても良いように、と

サークル内に新聞紙とペットシーツを敷き詰めて出かけました。

そしてお散歩から帰って来ると、、、、

大惨事再び・・・・涙

ツナはちゃっかりキャリーバックに隠れて『ワタシじゃないわよ!』アピール。

たかなはわざとらしくキョトンとして『え?ぼく何もしてないよ??』

意外とイタズラっ子な二人。

たかなは人が履いているスリッパを堂々と引っこ抜いて持ち去ったり、

人が着ているパーカーのチャック部分をガジって壊したりしていましたが、

ツナは人がいるときは隅っこで大人しく寝ていて、ちょっと席を外した間に

スリッパやぬいぐるみを持ち去り、隅っこでブチブチと引き裂いていたり、

トイレやお水を飲むのも私が見えなくなったときばかりでした。

 

一番の難関だったのがリード慣れです。

初めてリード慣れをさせようと練習した日には、

変な顔のまま腰を抜かして固まってしまい、、、、

その後何度も練習しましたが、リードを付けて手に持つと固まってしまい、

なかなか歩くことができませんでした。

ようやく歩けるようになると、ツナは教えてもいないのに人の横や後ろを

ついて歩くとっても賢い一面を発揮しました。

 

ツナとの思い出を書き出すときりがないのでこのへんで(汗)

トライアルからのスタートで、1か月経たないうちに正式に家族として

迎え入れていただけることになりました!!

仲良しのたかなより一足お先に卒業です☆彡

お声掛けいただいたのは、先代の子がとっても怖がりさんだったというご夫婦。

お話を聞くと本当にとってもとっても怖がりさんだったようで、

ツナのお散歩に来られた時に「触らせてくれるから大丈夫です!」と

心強いお言葉を頂きました。

ツナと二人、きっとこれが最後のドライブになると信じて出発。

いつも車に乗った時は常に座っていて、長い距離になると車酔いしていたツナでしたが、

この日はやたら落ち着いていて、ツナじゃない子を連れてきたっけ?と

思ったほど。

しばらくすると丸くなり、時々目をつぶって寝ることもありました。

車の中にカメムシを発見し、一人でぎゃーぎゃー言っていてもチラッと見て

また目をつぶる。

なんだか、ツナはこれから行く場所を分かっているかのようでした。

 

お家に到着し、玄関を開けると、一目散にツナに用意されていたベッドへ

間取り知ってたの??笑

初めてのお家へ入った時は、大抵の子はクンクン色んな物を嗅いで回るのですが、

ツナは探索もせず自分の場所を的確に見つけました!!

そして長旅で疲れたのかウトウト・・・

ツナがこんなに早く落ち着くなんて!!

安心して施設に戻り、トライアル2日目にさっそく近況報告をいただきました。

この写真にビックリ!!2日目でここまでリラックスするなんて!!

何度か報告いただいた写真はどれもツナの表情が柔らかく、

安心しているのが伝わってきました。

ツナのお部屋のすぐ隣がリビング。

リビングでご夫婦が団らんしているとツナが覗いていたらしいです(笑)

この頃のメールには「ちょっとづつ自分を出してくれるようになってます」と

嬉しい言葉も(^口^)

苦手だったお散歩も徐々に距離を延ばし、、、

正式な手続きでお伺いした時も、ツナはお気に入りのスペースにいました。

そしてイタズラっ子の証拠になる物も!笑

イタズラをする日と、全くしない日があるそうですが、

ある日帰宅すると、ツナは自分のクッションの綿を思いっきり出し、

寝る場所がなくなってクルクルとまわっていたそうです(笑)

そんなイタズラ話を笑って話してくださるご夫婦。

ツナは思う存分イタズラができそうです☆彡

ツナがリビングまで来れるようになってから、リビングにもツナの場所を

用意してくださって、ここで日向ぼっこをするのがお気に入りのようです。

他にも、コタツに入るのが好きだということや、ベランダで洗濯物を干していると

気が付けば足元にいること、散歩に行くよと言うと自分で玄関まで行く事、

散歩中一度バスが通った場所はしつこく覚えていて毎回固まること、、、

たくさん楽しい話を聞かせて頂きました☆彡

ツナも気になるのかじっとこちらを観察。

ツナちゃん相変わらず美人さん♬

お散歩の様子も見せて頂きました!

ご家族が「お散歩行くよ」と言うと本当にツナはササッと玄関へ行きました。

並んで歩く姿はもうすっかり家族☆彡

すぐ近くに広い公園(?)もあります。

ツナはきょろきょろしながらもしっかりとご家族についています。

お散歩スタイルは変わらず、引っ張らずに人に合わせて歩いてくれるそうです。

ご家族が止まれば、ツナも止まる。

ツナが止まれば、ご家族も止まる。

ツナのペースに合わせてくださる本当に素敵なご夫婦です☆彡

 

 

 

 

ツナは不器用ですが、そんなご家族の気持ちはしっかりと伝わっています。

ツナにとってご夫婦の優しい雰囲気は『落ち着く』のでしょう。

ハッピーハウスにも、私(松尾)の家にも見つけられなかった『落ち着く居場所』

をツナはようやく見つけることができました。

 

今は「野良」でも、「ツナ」でもなく、「ビビアン」というお嬢様のような

可愛い名前をもらい、とっても大事にされています☆彡

飛びついて甘えるわけでもなく、尻尾を振るわけでもなく、お散歩が好きなわけでもない

ツナですが、そんなツナとの生活を心から楽しんで下さるご夫婦に巡り合えたこと、

ツナにとってこんなにも幸せなことはありません!!

これからもビビアンのこと、よろしくお願い致します!

 

幸せレポート一覧へ