- 新しい飼い主さんになるということ
- (2007/07/27)
ハッピーハウス(JAT)では、保護している動物たちの新しい飼い主さんを常時募集しています。
ハッピーハウスにとって実に喜ばしいことに、このHPや街頭募金、イベントで配っているチラシなどを見て下さったたくさんの方々が「新しい飼い主さんになりたい」とお問い合わせを下さいます。
ですが、残念なことにそういって下さったすべての方々に、新しい飼い主さんになって頂けるわけではないのです。
もちろん相性の問題もありますが、もっと大切な理由でそうさせて頂いているのです。
ハッピーハウスの動物たち新しい飼い主さんになって頂くためには、あることをどうしても心にとめておいて頂く必要があります。それは「たとえどんなことがあっても、家族の一員として、最後までその子の面倒を見てあげる」事です。
これが、いわばハッピーハウスが提示する新しい飼い主さんへの条件なのです。
ですからこの条件をクリアできるかどうかを確かめるために、新しい飼い主さん希望の方にはこちらからいろいろなお願いやご質問をさせて頂きます。「見学会へご参加下さい」
「一度は、ご家族の皆さんでこちらへお越し下さい」
「現在のお住まいは、動物を飼うことが許可されていますか?」
「家族構成をお教え下さい」
「ご家族に動物にアレルギー体質をお持ちの方はいらっしゃいませんか?」
「ご家族の中で、新しい飼い主になることに反対している方はおられませんか?」
「今までに何か動物の飼育経験はお持ちですか?」
「動物に対してどんな知識をお持ちですか?」
「もしお引っ越しなどで、動物と一緒に暮らすことがむずかしくなったらどうされますか?」相手の方に応じて、状況を考えた上でお聞きするようにしていますが、スタッフにも
(こんな事を聞いて気分を悪くされないか)
(この質問はずいぶん失礼なものではないか)
という心苦しさがあります。
それでもあえてお尋ねし、条件に合わないと判断した場合には、新しい飼い主さんになって頂くことをお断りしているのです。何故そこまで手間をかけるのか
そんなことをしていたら新しい飼い主さんがつきにくくなって、幸せになれるものもなれなくなるだろうそんなご意見を頂くことも少なくありません。
どうしてハッピーハウスがそこまで断っているのか。その理由は実に簡単なものです。
今ハッピーハウスにいる動物たちは、全部で約500頭。それぞれに、ここへ来ざるを得なかった事情があります。
動物たちに「命」があることを考えていない飼い主はたくさんいるものなのです。
まず捨てられていた子にしても、置き去りにされた場所は様々で、公園や住宅地、路上、山中、駐車場、などあげていくとキリがありません。
他にも飼い主が亡くなってしまった、飼い主に手に負えないからいらないと言われた、などがあります。中には見るのも痛々しいほど哀れな状態で保護される子もいます。ここへ来る理由はそれぞれに違っても、みんな同じ事情を抱えてやってくるのです。「今までの生活が壊れて(壊されて)しまい、生きてゆく場所を失った」
スタッフが新しい飼い主さん探しをする理由は、この子達の新しい家庭、幸せな未来を見つけたいからです。ハッピーハウスへ来るまでに歩んだ苦難の道のりを決して繰り返すことの無いように、慎重に新しい飼い主さんを捜しているのです。
ただ「可愛い」だけでは、動物を飼っていくことは出来ません。
動物とともに暮らす生活の中では、一緒に遊んだり眠ったり楽しいことや嬉しいこともありますが、同時につらいこと苦しいこと大変なことも抱えるのです。
動物たちはうんこやおしっこをします。食べ物の好き嫌いがあったり、食べたものをもどしたりもします。気を付けていても、病気になったり怪我をしたりすることもあります。あるいは年齢を重ねていくうちに痴呆症状も出てきます。そうなれば、自分では起きあがれない、歩けない、ご飯を食べられないといったことにもなってくるでしょう。
このことをもう一度よく考えてみて下さい。
その上でやっぱり「家族に迎え入れたい」と言って下さる方を、ハッピーハウスはお待ちしております。
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