トップページ > JATの取り組み > 地域猫ネットワーク > (事例その3)A学校の場合

実際の活動例

実際に地域猫活動を実践しておられる方のほんの一例を紹介します。

【A学校の相談内容】

ある大学に、時々,出入りしていた方からの相談。

校内に猫がたくさんいること、 エサやり注意のポスターが貼られたこと、

不妊手術の費用は、相談者が一部負担するので、学校にも協力してもらい、

学生達に命を大切にする心を育んでもらえるようにできないかという内容。


環境

山に囲まれた広い敷地の大学。猫の健康状態はあまりよくなく、やせている 猫が多くいました。
エサは学生よりも、清掃業者の人や守衛さんなどがあげ ているようでした。
寒さをしのぐために校舎内に入り込むようで、ドア開放厳 禁の張り紙もあちこちにあり、
食堂のテーブルの上にも乗っていて、大学も 困っているようでした。

対処

・相談者の意思を、ハッピーハウス立会いのもと大学に伝え、不妊手術の許可を得た。

・不妊手術には賛成していただけたが、大学主体で活動するのは難しいということで、
学生を紹介していただき、学生の活動ということで開始した。

・協力してもらえる動物病院を、大学周辺で探した。
その病院で、同じ大学内の猫を保護、治療に来た学生さんとも出会え、活動に参加してもらえた。

・捕獲の方法、日程などの打ち合わせを、大学、学生、相談者、ハッピーハウスとで行った。
手術済みの猫を把握するために猫ファイル、猫のいる場所を把握するために、猫MAPを作成することにした。
また、人集めのためにポスター作成、資金集めのために募金箱を設置した。

捕獲、不妊手術開始
(2月~3月)
< 手術の状況 >
1回目 メス2頭
2回目 オス4頭  メス1頭
3回目 オス1頭  メス1頭
4回目 メス1頭
5回目 メス2頭
6回目 オス1頭
7回目 オス3頭  メス3頭
8回目 メス3頭
  ・ここで、ほぼ全頭の手術が終了。
出産シーズン前になんとか手術を終わらせたことで、子猫が生まれるのを防げたことと、亡くなってしまった猫もいるため、猫の数が減ったと、大学側にも実感していただけた。
・学生からの募金はあまり集まらなかったが、相談者の知り合いが大学に勤めていて、その方から、学長はじめ講師陣に話をしていただき、募金が集まった。
9回目(8月) 残りのオス数頭を、集まった募金で手術した。

結果

もう少し、大学全体に広めたかったが、大学と一部の学生さんに参加してもらうことができ、相談者の意向に、少し、近づけたと思われる。平成18年2月から平成18年8月までに、ハッピーハウスがお手伝いしてできた不妊手術の頭数は、オス9頭、メス14頭。

(その後) 学生さんが卒業してしまったが、職員さんや猫好きの先生と相談者が協力し合って管理を行っている。 

A学校の猫たち

とても、愛嬌のある人懐っこい猫

食堂付近でおこぼれにあずかっていた猫

1度見かけただけの猫

大学内のあちこちに猫がいて、場所によっては不妊手術が終わって、エサももらいのんびり 暮らしている猫たちもいました。

山の斜面に住んでいた猫。捕獲するときには、階段をあがったり下がったり大変でした。

皮膚病の猫たちも多くいました。

 

公益財団法人日本アニマルトラスト 動物の孤児院ハッピーハウス
〒563-0131 大阪府豊能郡能勢町野間大原117
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